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ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



16候:穀雨初候「葭始めて生ず」:ヤムウンセンと大葉の種蒔き。

本日4月20日は二十四節気の「穀雨」です。
日本の略本暦は「葭始生」(葦が芽を吹き始める)
中国の宣明暦は「萍始生」浮き草が芽を出し始める
とあります。

二十四節気の名称の由来を分けると

・季節区分(各季節の始まり):立春・立夏・立秋・立冬
・季節区分(各季節の中間点):春分・夏至・秋分・冬至
・気温:小暑・大暑・処暑・小寒・大寒
・気象: 雨水・白露・寒露・霜降・小雪・大雪
・物候:啓蟄・清明・小満
・農事:穀雨・芒種

といった種類に分かれます。
穀雨と芒種の2つが農事に関わる事なのですが、本日の穀雨は「種蒔き」の始まりで、農便覧には

「春雨降りて百穀を生化すればなり」

とあります。
春の雨が全ての穀物を潤すという意味で、農業を営む人は、この時期に種まきをすると植物の成長に欠かせない雨に恵まれるといわれています。

立春から始まったこのブログ。
春スタートだったので、春の薬膳の事などを少しずつまとめつつ、私も勉強しながら綴っているのですが、春におこりがちな自分の症状は、何と言っても情緒不安定…の様な気がします。

イライラしたり、クヨクヨしたり、ちょっとした事でストレスになったり。

他の季節に比べると、そういう症状がよく出てると思います。
中医学では、イライラやクヨクヨなどの症状の時は、気の巡りが悪い(気滞)と考えます。
薬膳で気滞には、香りのある野菜やお茶などを使い、また蜜柑やグレープフルーツなどの酸味のある果物なども使ったりします。

確かに香りの良いものって、すっとするんですよね。
個人的にパクチーが好き!と言う事もあって、先日はタイ料理の中から「ヤムウンセン」(春雨のサラダ)を作りました。
16候:穀雨初候「葭始めて生ず」:ヤムウンセンと大葉の種蒔き。_f0250305_1116417.jpg

ライムの酸味、パクチーの香り…と、食べながらとても気持ちがスッキリでした。
香りってとても影響があるものですね。

ヤムウンセンの作り方は、メインブログ「酒肴館」にて紹介していますので良かったらご覧下さいませ。

ヤムウンセンと春雨の茹で方

そんな香りのもので、わが家では常備状態になっているものがあり、それが「大葉(青じそ)」なんです。
大葉の香りはとっても好きですし、お弁当の彩りにも使ったり、毎日の様に使っています。

先日から野菜ソムリエの講座に通っているのですが、試験前に提出するレポートが2種類ありまして(そのレポートを提出しないと試験が受けられません)、その1つが「栽培レポート」と言うもの。

私は野菜や草木を育てた事が皆無といって良い程で、栽培と言われてもどうすれば?な状況。
色々考えた結果、いつも使っている「大葉」を育ててみようかな??と、種蒔きを行いました。
16候:穀雨初候「葭始めて生ず」:ヤムウンセンと大葉の種蒔き。_f0250305_1116112.jpg

ペットボトルで育てられるというキットを買って来て、早速種蒔き。

1週間経過→うんともすんとも
2週間経過→びくともしない
3週間経過→…

と言うすごい結果になっているのですが、これってひょっとして種蒔きの時期が早かったのかな?
好光性種子との事で、明るい所じゃないと発芽しないらしく、わが家の一番日当たりの良い場所に置いていたのですが…ううむ?

本日は穀雨。
種蒔きの時期と言う事で、もう1度チャレンジしてみようかなと思います。

【関連記事・レシピ】
ヤムウンセンと春雨の茹で方


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by yuri_yakuzen | 2013-04-20 11:22 | 二十四節気(2013年度)
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国際中医薬膳師が綴る季節の薬膳コラムです。

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