ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



29候:夏至次候「乃東枯」~陰陽転化と夏枯草と湿邪。

本日6月26日から7月1日までは「夏至」の次候です。

日本の略本暦では「菖蒲華」(あやめ はなさく)
中国の宣明暦では「蜩始鳴」(せみ なきはじめる)(

とありました。
次候の期間を入力していて、もう月末!?とちょっとびっくりしました。
1ヶ月あっと言う間ですね。

蝉と言えば、梅雨が明けると蝉の声が聞こえてくる様なイメージです。
子供の頃だと「蝉の声=夏休みの始まり」と言う感じでした。

蝉も菖蒲も生薬で存在するものなのですが、蝉は大型セミ類の「抜け殻」を使います。
「蝉退(せんたい)」と言う名前で、漢方薬局などに行くと、時々展示してあったりします。
f0250305_12285263.jpg

瓶の中はあの抜け殻が入っていますよ~^^;

折角写真をアップしたので、効能などもちょっとまとめておきたいと。

【蝉退(せんたい】
分類:辛涼解表薬
性味:甘/寒
帰経:肺肝
効能:疏風熱、透疹、明目、熄風止痙

続いて「菖蒲」(あやめ)ですが、同じ字で「しょうぶ」と読みますよね。
アヤメは、アヤメ科アヤメ属なのですが、ショウブはサトイモ科のショウブ属なんです。
花はアヤメ、葉はショウブ…と言うイメージだったのですが、全然別物だったとは…とちょっとびっくり。

ショウブの葉は菖蒲湯で端午の節句に使われますが、これは

まっすぐな葉が刀に似ており、邪気を祓うような爽やかな香りを持つ事から男の子には縁起のいい植物とされた為

と言う意味があるそうです。
生薬で用いられrのは「石菖蒲」といって、ショウブの根を用いるのだそうです。

【石菖蒲(せきしょうぶ)】

分類:開竅薬
性味:辛/温
帰経:心胃
効能:開窮寧心、化湿和胃

日本の略本暦、中国の宣明暦共に今回は生薬の名前を発見したので、何だか生薬の話題になってしまいました。

さて、本日は雨模様なのですが、いつにもまして湿度も高くすっきりしません。
湿(湿気)による邪気の事を「湿邪」と言うのですが、今日の様に湿度が高い日の他、雨にあたったり、濡れたものを長時間来ている、水中での作業etcなども湿邪を呼んでしまいます。

湿邪は、体内に水分がたまりうまく排出されず気血の流れが悪くなる状態を指しています。
湿邪は水が下へ流れるのと同じで、身体の下部に流れる為、下半身のむくみや脾胃(消化器系)の不調が出やすくなり、下痢や食欲不振を引きおこしがちになります。

今日みたいな日の我が家の食卓は、炊飯時に加える雑穀に豆類を入れる事が多いです。
利水作用の高い小豆や黒豆などといった具合です。

下の写真は極小黒豆と言う小豆大の黒豆を入れたご飯で、今日の朝食とお弁当に使いました。
f0250305_12122120.jpg

一晩水に浸しておけば、後は炊飯時に一緒に炊けるので、下茹での必要が無くとても便利なんです。
ご飯にはこの他、ひき割りにしたはと麦なども一緒に入れています。

毎日のお弁当や朝食については、お弁当ブログで別途毎日アップしていますので、良かったらそちらにも遊びにいらして下さい♪

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最後までお読み下さりありがとうございました!
それではまた次回に♪



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by yuri_yakuzen | 2013-06-26 12:15 | 二十四節気(2013年度)
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