ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



40候:処暑初候「綿柎開」~秋の症状の特徴。

本日8月23日から9月6日までは二十四節気の「処暑」です。
暑さが少し和らぐ頃で、農便覧では「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」とあります。
陽気が留まるどころか、まだまだ活発になっている様な気になるほどの猛暑続きですが、日暮れの時間などは確実に早まっており、やはり秋へ秋へと時は進んでいるのだなぁと感じます。

今日から8月27日までは処暑の初候と言う事で、

日本の略本暦では「綿柎開」(わたのはなしべひらく)
中国の宣明暦では「鷹乃祭鳥」(たかとりをはむ)

とありました。
宣明歴では鳥に関する事が多いのですが、今回も鳥の登場ですね。

さて、1つ前では「秋の特徴」として

・気温が下がる
・空気が乾燥する
・収斂する


といったものを挙げました。

今日はこの特徴が人間の体にどんな影響を与えるのかについてまとめたいと思います。

気温が下がって空気が乾燥してくる…と、気温も湿度も高い今のこのタイミングで聞くととても快適なものに思えてしまいますが、気温の低下と共に皮膚が収斂(引き締まり)汗をかかなくなり、乾燥によって気付いたら皮膚が乾燥する…と言った状態にもなってしまいます。

では体の中はどうでしょうか?


秋は五行では「金」となり、秋の五臓は「肺」です。
肺は「嬌臓」とも言われる場所で、「嬌」は「弱い」と言う事を意味しています。
肺は気管や気管支などで外と通じているので、他の臓器に比べると邪気も受けやすいと言えます。

季節固有の邪気としては、秋は「燥邪」(そうじゃ)で、燥邪は体の上部に乾燥症状が現れ、

・鼻、喉、唇、口などの乾燥
・空咳
・頭痛、発熱など
・肌荒れ
・便秘


などが挙げられます。

また秋は今の時期だとまだまだ夏に近い暑さがあり、秋の終わり頃は冬に近い寒さを持つという温度差も激しい季節なので、燥邪も「温燥」と「凉燥」の2つに分かれます。

夏の終わりの今の時期は「温燥」と言う事になり、冬に近づいてくると「凉燥」の症状が出始めます。
「温燥」は秋分より前の時期の特徴で、「凉燥」は秋分より後の症状になります。
「凉燥」になると、上記の症状に加え、悪寒が強くなるなどの「寒」の症状が出て来ます。

では、秋の薬膳を作る際はどんな食材を選べば良いでしょうか?

・肺は乾燥を嫌うので、肺の潤いや機能を高めるもの(潤肺)
・水分を生み出すもの(生津、滋陰)


といった点の他、夏バテで胃腸が弱ってくる時期でもあるので、消化器官を助ける食材なども組み合わせていきます。

次回は食材についてまとめていきたいと思います。

本日も最後までお読み下さりありがとうございました!
次回は5日後の8月28日の予定です。




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by yuri_yakuzen | 2013-08-23 11:47 | 二十四節気(2013年度)
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国際中医薬膳師が綴る季節の薬膳コラムです。

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