ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



44候:白露次候「鶺鴒鳴」~ぎっくり腰と不通則痛。

本日9月12日から9月17日までは「白露」の次候です。

日本の略本暦では「鶺鴒鳴」(せきれいなく)
中国の宣明暦では「玄鳥帰」(つばめさる)

とありました。
日本と中国では季節の様子も違うので、二十四節気七十二候をなぞらえていると、ぴたりと気温や湿度的なものが合う事もあれば、全然違う事もあります。
ちゃんとそれが暦にも出ているので、見てみると面白いものがあります。

実は次回が日本の略本暦で「玄鳥帰」(つばめさる)なのですが、秋の涼しい風が吹く頃には燕も去ってしまうと言う事で、中国の方がこれは1歩早い様です。

それにしても今週に入ってから、秋を思わせる涼しい風が朝夕と吹いておりとても過ごしやすい日々でした。
が…これが思わぬ影響を与えてしまう事もあるものなのですね。

実は先日…といっても一昨日の事なのですが、生まれて初めて「ぎっくり腰」なるものを体験いたしました。
重いものを持った…と言う事でもなく、日常的な動作の中で突然それはやってきました。

ここからもう動けない!と言う状況になり、固まったまま手の届く所にあった中医学の本をおもむろに取りだし、腰痛の項目を見てみるも、見たからといってシャキっとするものでもないのですが…。
結局は「安静にしている」と言うのが一番の薬になりました。

さて、腰痛と一口に言いましても様々な種類があり、腰といえば「腎」と深い関わりがある所なので、季節の薬膳的に言えば、秋の次にやってくる「冬」なのですが、先日からの暑さ続きの後、こんな風にすっと涼しくなった今みたいな時期は、流れているものが滞ってしまったり、また筋肉がきゅっと引き締まったり(収斂)といった作用により、体への影響が無いとは言えません。

と、まわりくどく書いてしまいましたが、暑さが続いて急に涼しくなったので、体もびっくりしたのでは。

と言う話なのですが、びっくりした結果、腰痛を引きおこすとはこれいかに…と言う感じですが、中医学には痛みに対する言葉があります。


「不通則痛、通則不痛」


と言う言葉で、通じなければ痛み、通じると痛くなくなると言う意味です。

「気血水」の流れが体内で停滞する事により、痛みが発生するという考え方です。

とはいえ、腰痛も過労や虚弱体質、ストレスなど様々な原因が考えられる訳です
特に「腰」は「腎」との関わりが密接と言う事もあるので、老化と言うものも含まれてきます。

いくら流れを良くしても、体力が不足しているとか、ストレスがなかなか取れない、疲れがたまっている…と言う根本症状があれば、これらも考えていかないといけないなと思いました。

体質別の薬膳は、来年のこのブログの課題としているのですが、今回自分自身がぎっくり腰になった事で、改めて「症」と言うものを考えるきっかけになりました。

幸い安静にしていたのが良かったおかげで、翌日には動ける様になりました。
そんなぎっくり腰の翌日は、秋の養生薬膳+老化防止と言う形で、麦とろご飯を頂きました。
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秋の食材選びは、41候:処暑次候で紹介しておりますが、「潤肺」「潤燥」「生津」「滋陰」「健脾」などが挙げられ、肺の働きを高める食材が多い「白い食材」を選ぶのもポイントとなります。

今回の麦とろには、とろろに「山芋、白胡麻、豆乳、味噌(白味噌)、昆布水」が入っている他、雑穀ご飯には麦の他、もちきびなどのも多めに入れています。
トッピングに「ゆかり」を使っているのですが、紫蘇は気の流れを良くしてくれるので、使ってみました。

山芋は、外皮を除いて乾燥させたものを「山薬」(さんやく)と呼び生薬として使われています。
とてもパワーのある食材で、胃腸の機能を高める他、疲労回復や老化防止などにも。

麦とろご飯のレシピはメインブログにて紹介していますので、良かったらご覧下さいませ^-^

昆布水仕込みの麦とろご飯で秋の養生薬膳


この春からスタートした七十二候も、折り返し地点をすぎ、後半に突入しております。
来年からは季節の養生薬膳に加え、体質別の薬膳や症状別の薬膳についてもまとめていきたいなぁと思っています。
まだまだ勉強不足で、もっと学びたい!と言う欲求から、薬膳の通学による勉強を行う事にしました。
症例別の薬膳などを学んでいく事になるのと、久しぶりの学校通いなので、今からとても楽しみです。
名古屋に通っていた時には中医学がメインと言う事もあり、薬膳学や薬膳そのものに触れる時間はまだまだ少なかったと実感しているので、ここからようやく薬膳のスタートになるのだと思います。

学んだ事を生活に活かし、そして情報発信が出来るように頑張りたいと思います。

それでは本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
それではまた次回に!


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by yuri_yakuzen | 2013-09-12 12:42 | 二十四節気(2013年度)
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国際中医薬膳師が綴る季節の薬膳コラムです。

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