ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



48候:秋分末候「水始涸」~白食材で潤いチャージ。

本日19月3日から10月7日までは「秋分」の末候です。

日本の略本暦、中国の宣明暦共に

「水始涸」(みずはじめてかれる)

とありました。
これは川の水が涸れる…と言う意味ではなく、田畑の水を干し始める頃と言う意味。
そろそろ新米の季節、稲穂が実って収穫時期になってきました。

新米と古米を比べると、新米の方が水分が多く、炊く時も水加減をやや控えめにして…と言うのが定番ですが、それだけ収穫したてと言うのは、水分を含んでいると言う事なんでしょうね。

さて、この数日でぐっと気温も下がってきて、朝晩は肌寒い程です。
さらには、湿度も下がって、最初は過ごしやすく感じていましたが、鼻の中や喉の粘膜などの乾燥が気に成り始めました。
こうなってくるとお肌の乾燥も気に成り始めます。
外からのケアももちろん大切ですが、体内からの潤いチャージも大切ですね。

41候で「秋の食材選び」として、いくつか食材をピックアップしていますが、その中の

「水分を補うもの(生津)」「乾燥状態を潤すもの(潤燥)」「肺を潤すもの(潤肺)」

の3点は、潤いチャージ食品群とも言えるでしょう。
よく、薬膳メニューでは「白きくらげ」がデザートなどに使われるのですが、白きくらげ「潤い美肌食材」の定番品とも言えるものです。
梨との組み合わせなども多いですね。

とはいっても、なかなか白きくらげを常備している…なんて事は無いので、普通にスーパーで買える食材から、ピックアップしてみると…

豆腐、白胡麻、やまいも、蜂蜜、蓮根、いちじく、梨、だいこん…

といった食材があります。
(まだまだありますので、「秋の食材選び」をご覧下さいね。)
また秋の食材選びのポイントは「白いもの」
上に挙げたいくつかの食材も白いものが多いと思います。

私がよく作るものに「蓮根のゆかりまぶし」があります。
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薄くスライスした「蓮根」をさっと茹でてゆかりをまぶすだけの簡単レシピ。
蓮根は生や生に近い状態だと、生津や潤肺、止渇といった作用があり、加熱によって「止瀉」の作用にかわってきます。
秋の薬膳ではどちらかと言うと、潤肺などの作用が欲しい所なので、加熱時間も短時間で、しゃきしゃき感が残るぐらいにすると良いと思います。

私的にゆかり好きと言うのがあるので良く使っているのですが、紫蘇は温性で性味は「辛」なので、秋分後の今「凉燥」の「鼻水や鼻づまり」「悪寒がある」といった症状が出て来た時などの組み合わせとして良いかと思います。

この他にも、柿や栗、銀杏といった季節の食べ物も肺を潤してくれる食材達です。
旬のものには、ちゃんと季節季節の養生が含まれていると言う事なんですね。

後は、夏の疲れも取れきっていない時期なので、汗をかいて失った「気」を補う食材を合わせる事で、バランスもとりやすくなります。
気を補う食材には、「お米」がありますので、新米が美味しくなってくるこの季節。
旬の食材を使った炊きこみご飯なども良いですね。
食欲の秋、食べ過ぎに気をつけながら、潤いチャージをしていきたいですね。


今日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。
それではまた次回に!



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by yuri_yakuzen | 2013-10-03 11:28 | 二十四節気(2013年度)
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国際中医薬膳師が綴る季節の薬膳コラムです。

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