本日10月18日から10月22日までは「寒露」の末候です。
日本の略本暦では
「蟋蟀在戸」(きりぎりすとにあり)
中国の宣明暦では
「菊有黄華」(きっかさきはじめる)
とありました。
前回、日本の略本暦が「菊花開」だったので、これでようやく菊花も出そろった感じでしょうか。
「菊花」と言えば、私は「明目」で使う事が多く、菊花茶をよく飲んでいるのですが、疏風清熱、解毒などの作用もある菊花なので、外感風熱や温病初期の発熱や頭痛にも用いるそうです。
9月から通っております薬膳のクラスでは、症状に合わせた薬膳の講義や、美容薬膳など、様々な角度から薬膳を捉えて行っています。
授業がスタートした9月の最初に、先生が菊花の事をお話されていて、とても気になっていたんです。
何かと言うと
「頭痛には菊花と言いますが、頭痛の部位によって菊花は使い分ける」
と言う話です。
こめかみや側頭部が痛い場合は菊花を使うけれども、前頭葉が痛い場合には使わない。
これを聞いて、菊花って明目に使うし、帰経も肝なのでそこかな?と思って質問してみたら、やはりそう言う事だったのですが、その他そもそも「肝火上亢」による眼赤腫痛証にも用いる生薬でもあるとの事で、お話を聞きながら、なるほど納得!と言う感じでした。
私は薬の類はあまり興味が持てず、名古屋で2年間中医学を学んでいた際も、中薬学や方剤学は「暗記科目」としての位置づけでしかなかったんです。
が、今色々な事が繋がりだして、生薬も楽しくなってきたり、漢方薬も面白いと思える様になってきました。
これからもまだまだ勉強を続けたいなぁと思います。
今日も最後までお読み下さりありがとうございました。
それではまた次回に!
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