ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



64候:冬至初候「乃東生」~重陰必陽と冬至の七種(ななくさ)

本日12月22日から来年1月4日までは「二十四節気」の「冬至」です。
農便覧では「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」とあります。

七十二候では本日12月22日から12月25日までは「冬至初候」にあたり

日本の略本暦では「乃東生」(夏枯草が芽を出す)
中国の宣明暦では「蚯蚓結」(蚯蚓(ミミズ)が地中で塊となる)

とありました。

本日は「冬至」
1年で最も昼が短かく、そして1年で最も長い夜の日です。
日本の略本暦にある「乃東生」(夏枯草が芽を出す)と言うのは、夏至に枯れたウツボグサが冬至の今頃に芽を出すと言うもの。

陰陽学説では、陰陽の相互転化と言う考えがあり、それは「対立する陰陽がある条件のもとで極まると反対の性質に変化」する、と言うものです。
陰が極まれば陽に転化し、陽が極まれば陰に転化する…という「重陰必陽重陽必陰」と言う事です。

冬至の本日、1年の中で最も陰が極まる日。
ここからは転じて陽に向かいます。

夏至に枯れたウツボグサが芽を出す…と言うのもちょっと面白いなと思いました。

さて…冬至といえば「冬至のかぼちゃ」に「柚子風呂」と言いますが、冬至は陽の気が強くなりはじめる日と言う事で、運気が上昇しはじめる日とも言われています。
その日にもっと「運」をつけるために「ん」のつくものを食べる「運盛り」の風習があります。
冬至に「かぼちゃ(なんきん)」を食べると言うのもそういう意味ですね。

とくに次の7つは「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれているそうです。

・南瓜(なんきん)
・蓮根(れんこん)
・人参(にんじん)
・銀杏(ぎんなん)
・金柑(きんかん)
・寒天(かんてん)
・饂飩(うんどん)

これらは、名前に「ん」が2つずつ含まれていると言うのがその理由の様です。

冬至といえば「南瓜」が一般的ですが、「ん」が2つつくと言う運盛り以外にも、夏が旬の南瓜は陰陽思想では「陽」の食べ物として扱われています。
「陰」の極まる本日に「陽」の南瓜を食べて、陽気を補うという考え方からも、冬至の南瓜…となっている様です。

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またゆず湯に入ると言う「柚子」ですが、邪気を祓う意味の他、私はこれ最近知りましたが、「冬至=湯治」や「柚子=融通」の語呂合わせなどの縁起担ぎもあるそうです。

1年で最も昼が短く、夜が長い日。
皆さんはどう過ごされますか?


次回は大晦日近くですね。
何かと忙しくなってくるこの時期、体調を崩される事のない様お過ごし下さいね。
それでは次回に!



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by yuri_yakuzen | 2013-12-22 11:13 | 二十四節気(2013年度)
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