ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



カテゴリ:二十四節気(2013年度)( 72 )


53候:霜降次候「霎時施」~秋の薬膳のまとめ2 秋の養生法。

本日10月28日から11月1日までは「霜降」の次候です。

日本の略本暦では「霎時施」(小雨がしとしと降る)
中国の宣明暦では「草木黄落」(草木の葉が黄ばんで落ち始める)

とありました。
そういえば、先日台風の影響で雨が降っていましたが、一雨ごとに寒くなってきている感じです。
いきなり寒いですね。

さて…秋の薬膳のまとめ2では、秋の養生法について書いておきたいと思います。

「黄帝内経」の「四季調神大論篇」では、

秋三月、此謂容平。天気以急、地気以明。早臥早起、与雞倶興。使志安寧、以緩秋刑。収斂神気、使秋気平、無外其志、使肺気清。此秋気之応、養收之道也。逆之則傷肺、冬為飧泄、奉蔵者少

とあります。

秋の3ヶ月は、容平の季節と言われます。
容平とは、収めると言う意味と、成長がとまり調整すると言う意味で、自然界の全てものが成熟し収穫の季節と言う事になります。

また、秋は感情面でも「収斂」を心がけ、感情を高ぶらせず、気持ちを安定させるのが一番で、この養生法に背くと、この時期に活動する肺気(呼吸器系統)が痛み、冬には下痢がちになると、黄帝内経では続きます。

早寝早起き
のんびり静かに過ごす
心も穏やかに


が、秋の養生法ですが…この秋は皆さんにとってはどんな秋でしたか?
私は、生活のリズムもちょっと乱れ、のんびりとは過ごせなかった感じです。
大好きな読書も、ゆっくりとお酒タイムを楽しむ事も…残念ながら今月は無縁のままになりました。

はてさて、この影響が冬にどう出て来るでしょう。

ちょっと不安になりながら、秋のまとめ2は終了です。
次回は秋の最後なので、秋の薬膳料理について触れてみたいと思います。

今日も最後までお読み下さりありがとうございました。
それではまた次回!





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by yuri_yakuzen | 2013-10-28 09:08 | 二十四節気(2013年度)

52候:霜降初候「霜始降」~秋の薬膳のまとめ1 秋の特徴。

本日10月23日から11月6日までは二十四節気の「霜降」で、10月27日までが初候です。

露が冷気によって霜となって降り始めるころで、「暦便覧」では「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」とあります。

日本の略本暦では「霜始降」(しもはじめてみる)
中国の宣明暦では「豺乃祭獣」(さいすなわちけものをまつる)

とありました。

台風の影響で今日は朝から雨模様なのですが、ひんやりと冷たい雨が降っています。
やっと「晩秋」らしい気温になってきたかなぁと言う感じですが、この10月は日中の気温の高い日が多かったので、気温の影響で体調を崩している方も周りで増えております。

「霜降」で二十四節気の秋も終了となりますので、初候、次候、末候で、秋のまとめを行っておきたいと思います。


【秋の特徴】
秋は立秋から立冬までの3ヶ月を言います。
2013年は、8月7日から11月7日までとなります。
中医学では、陽気が徐々に少なくなり陰気が増してくる「陽消陰長(ようしょういんちょう)」と言われる季節です。
気温は下がり、空気が乾燥します。
また「収斂」しながら冬を迎える準備に入っていきます。

・気温が下がる
・空気が乾燥する
・収斂する


と言う特徴があります。

季節固有の邪気としては、秋は「燥邪」(そうじゃ)で、燥邪は体の上部に乾燥症状が現れ、

・鼻、喉、唇、口などの乾燥
・空咳
・頭痛、発熱など
・肌荒れ
・便秘


といった症状が現れます。
また「燥邪」は「温燥」と「凉燥」の2つに分かれ、夏の終わりの時期は「温燥」冬に近づいてくると「凉燥」の症状が出始めます。

「温燥」は秋分より前の時期の特徴で、「凉燥」は秋分より後の症状になります。
「凉燥」になると、上記の症状に加え、悪寒が強くなるなどの「寒」の症状が出て来ます。

秋のまとめその1では、秋の特徴と症状の特徴をまとめてみました。
次回は、秋の養生についてまとめていこうと思います。


本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
それではまた次回に!





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by yuri_yakuzen | 2013-10-23 08:20 | 二十四節気(2013年度)

51候:寒露末候「蟋蟀在戸」~頭痛に菊花。

本日10月18日から10月22日までは「寒露」の末候です。

日本の略本暦では「蟋蟀在戸」(きりぎりすとにあり)
中国の宣明暦では「菊有黄華」(きっかさきはじめる)

とありました。
前回、日本の略本暦が「菊花開」だったので、これでようやく菊花も出そろった感じでしょうか。

「菊花」と言えば、私は「明目」で使う事が多く、菊花茶をよく飲んでいるのですが、疏風清熱、解毒などの作用もある菊花なので、外感風熱や温病初期の発熱や頭痛にも用いるそうです。

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9月から通っております薬膳のクラスでは、症状に合わせた薬膳の講義や、美容薬膳など、様々な角度から薬膳を捉えて行っています。
授業がスタートした9月の最初に、先生が菊花の事をお話されていて、とても気になっていたんです。
何かと言うと

「頭痛には菊花と言いますが、頭痛の部位によって菊花は使い分ける」

と言う話です。

こめかみや側頭部が痛い場合は菊花を使うけれども、前頭葉が痛い場合には使わない。

これを聞いて、菊花って明目に使うし、帰経も肝なのでそこかな?と思って質問してみたら、やはりそう言う事だったのですが、その他そもそも「肝火上亢」による眼赤腫痛証にも用いる生薬でもあるとの事で、お話を聞きながら、なるほど納得!と言う感じでした。

私は薬の類はあまり興味が持てず、名古屋で2年間中医学を学んでいた際も、中薬学や方剤学は「暗記科目」としての位置づけでしかなかったんです。
が、今色々な事が繋がりだして、生薬も楽しくなってきたり、漢方薬も面白いと思える様になってきました。
これからもまだまだ勉強を続けたいなぁと思います。


今日も最後までお読み下さりありがとうございました。
それではまた次回に!


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by yuri_yakuzen | 2013-10-19 11:39 | 二十四節気(2013年度)

50候:寒露次候「菊花開」と薬膳の調理実習に行って来ました。

本日10月13日から10月17日までは「寒露」の次候です。

日本の略本暦では「菊花開」(きっかひらく)
中国の宣明暦では「雀入大水為蛤」(すずめ たいすいにはいり はまぐりとなる)

とありました。

雀が海に入って蛤…?

と不思議だったのですが、その昔の中国では、蛤は雀の化身だと考えられていて、寒い時期に雀が人里に居ないのは、海で蛤になっている為と考えられていたのだとか。
宣明歴、時々不思議なものが登場しますが七十二候の中で今回のはだんとつにすごい表現だと思いました。やっぱり面白い!

さて、9月からスタートした薬膳の教室は、調理実習があるんです♪
3回講義を受講して、4回目に調理実習。これがワンセットになっています。
今週は4回目の授業だったので、調理実習でした。

初回は、生薬の煮出し方を中心とした内容…との事で、スープ、お粥、お茶などが登場でした。
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お粥もスープも大好きなので、ちょっと嬉しい内容でした。
作ったものは

・薬膳粥
・薬膳スープ(酸辣湯)
・白身魚のソテー 薬膳バルサミコソース
・薬膳デザート 胡桃のお汁粉
・薬膳茶


といった内容でした。
薬膳バルサミコソースが、色々な食材に合いそうなので作ろうと思います^-^


本日も最後までお読み下さりありがとうございます。
ちょっとバタバタしているのが落ち着いておらず、今回も短い更新となってしまいましたが、そろそろ落ち着いてくると思うので、次々回ぐらいにはしっかり腰を据えて色々書けそうです。多分…。

それではまた次回に!



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by yuri_yakuzen | 2013-10-13 07:12 | 二十四節気(2013年度)

49候:寒露初候「鴻雁来」~朝晩の温度差に注意。

本日10月8日から10月22日までは、二十四節気の「寒露」です。
霧が冷たく感じられるころで、秋の3ヶ月の終わりになる月の為、この時期からは「晩秋」となります。

『暦便覧』では、「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」とあります。

本日8日から10月12日までは、寒露の初候にあたります。

日本の略本暦では「鴻雁来」(こうがんきたる)
中国の宣明暦では鴻雁来賓」(こうがんきたりて客となる)

とありました。

さて…「寒露」などと言いつつも、まるで夏の様な暑さが続いている関西地方です。
皆様の所は如何でしょうか?

本来ならそろそろ長袖の薄手のシャツなどが恋しい時期のはずなのですが、まだまだ半袖が現役です。
とは言え、夜になるとやっぱり涼しさを感じます。
こういう時にガタっと体調を崩しまうので、気をつけないといけませんね。

もう少し朝が寒くなってきたら、そろそろお粥の登場なのですが、まだお粥を食べよう!と言う気になりにくいですねぇ。
今の時期だと、蓮根のお粥が我が家では登場するのですが、こう暑いとなかなか。
喉が弱ってるなぁなんて言う時に作っています。
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これはスライスした蓮根とすり下ろした蓮根の入ったお粥です。
しらすなども入れており、あっさりといただけます。

蓮根のお粥の作り方は、メインブログにて紹介しておりますので良かったらご覧下さいませ。
蓮根粥レシピ


本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
それではまた次回に!



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by yuri_yakuzen | 2013-10-08 12:06 | 二十四節気(2013年度)

48候:秋分末候「水始涸」~白食材で潤いチャージ。

本日19月3日から10月7日までは「秋分」の末候です。

日本の略本暦、中国の宣明暦共に

「水始涸」(みずはじめてかれる)

とありました。
これは川の水が涸れる…と言う意味ではなく、田畑の水を干し始める頃と言う意味。
そろそろ新米の季節、稲穂が実って収穫時期になってきました。

新米と古米を比べると、新米の方が水分が多く、炊く時も水加減をやや控えめにして…と言うのが定番ですが、それだけ収穫したてと言うのは、水分を含んでいると言う事なんでしょうね。

さて、この数日でぐっと気温も下がってきて、朝晩は肌寒い程です。
さらには、湿度も下がって、最初は過ごしやすく感じていましたが、鼻の中や喉の粘膜などの乾燥が気に成り始めました。
こうなってくるとお肌の乾燥も気に成り始めます。
外からのケアももちろん大切ですが、体内からの潤いチャージも大切ですね。

41候で「秋の食材選び」として、いくつか食材をピックアップしていますが、その中の

「水分を補うもの(生津)」「乾燥状態を潤すもの(潤燥)」「肺を潤すもの(潤肺)」

の3点は、潤いチャージ食品群とも言えるでしょう。
よく、薬膳メニューでは「白きくらげ」がデザートなどに使われるのですが、白きくらげ「潤い美肌食材」の定番品とも言えるものです。
梨との組み合わせなども多いですね。

とはいっても、なかなか白きくらげを常備している…なんて事は無いので、普通にスーパーで買える食材から、ピックアップしてみると…

豆腐、白胡麻、やまいも、蜂蜜、蓮根、いちじく、梨、だいこん…

といった食材があります。
(まだまだありますので、「秋の食材選び」をご覧下さいね。)
また秋の食材選びのポイントは「白いもの」
上に挙げたいくつかの食材も白いものが多いと思います。

私がよく作るものに「蓮根のゆかりまぶし」があります。
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薄くスライスした「蓮根」をさっと茹でてゆかりをまぶすだけの簡単レシピ。
蓮根は生や生に近い状態だと、生津や潤肺、止渇といった作用があり、加熱によって「止瀉」の作用にかわってきます。
秋の薬膳ではどちらかと言うと、潤肺などの作用が欲しい所なので、加熱時間も短時間で、しゃきしゃき感が残るぐらいにすると良いと思います。

私的にゆかり好きと言うのがあるので良く使っているのですが、紫蘇は温性で性味は「辛」なので、秋分後の今「凉燥」の「鼻水や鼻づまり」「悪寒がある」といった症状が出て来た時などの組み合わせとして良いかと思います。

この他にも、柿や栗、銀杏といった季節の食べ物も肺を潤してくれる食材達です。
旬のものには、ちゃんと季節季節の養生が含まれていると言う事なんですね。

後は、夏の疲れも取れきっていない時期なので、汗をかいて失った「気」を補う食材を合わせる事で、バランスもとりやすくなります。
気を補う食材には、「お米」がありますので、新米が美味しくなってくるこの季節。
旬の食材を使った炊きこみご飯なども良いですね。
食欲の秋、食べ過ぎに気をつけながら、潤いチャージをしていきたいですね。


今日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。
それではまた次回に!



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by yuri_yakuzen | 2013-10-03 11:28 | 二十四節気(2013年度)

47候:秋分次候「蟄虫坏戸」~きのこで夏老け対策。

本日9月28日から10月2日までは「秋分」の次候です。

日本の略本暦、中国の宣明暦共に

「蟄虫坏戸」(すごもりのむしとをとざす)

とありました。
虫が土中に掘った穴を塞ぐ、と言う事で本格的に秋の訪れといった所でしょうか。

ここ数日前から、いきなりひんやりし始めました。
先日、東京に行っていたのですが、その日は大阪よりもかなり気温が下がっていて寒いぐらいでびっくり。
気温差と乾燥から、空咳などが出るなど典型的な秋の症状が出始めました。

さて、秋を迎えておりますが、夏のを引きずっている方も多いのではないかと思います。
涼しくなり過ごしなっておりますが、現在「疲れているなぁ」とか「だるい」「やる気が出ない」などの気分を持った状態の場合は、夏の疲れを引きずっているかもしれません。

夏の暑さで大量の汗をかいたかもしれない今年の夏。
中医学の考え方では、汗をかく事で体中から「気」が流れていきます。
これが夏バテに繋がるのですが、気のチャージ(補気)をしておかないと、その疲れは顔にも出て来てしまいます。
夏の疲れを引きずったままの「夏老け」対策には、この季節の食材「きのこ」がとても強い味方。
ミネラル豊富、免疫力もアップ、そして低カロリーなのも嬉しいですし、しいたけや舞茸などは、補気してくれますので、きのこを取り入れるのはお勧めですよ。

我が家でも夏の終わりから頻繁に登場するのが「きのこ鍋」です。
3~4種類のきのこを組み合わせ、昆布出汁で作った醤油ベースのスープでお鍋にします。
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しいたけ、まいたけ、しめじなどのお馴染みのものから、「白木耳(しろきくらげ)」なども入れる事があります。
白木耳は潤いをチャージしてくれる「滋陰」「潤肺」の効能があり、秋の薬膳にはよく使われる食材です。

この他私は、山伏茸(ヤマブシタケ)と言うきのこが好きで、見かければ必ず買って来て入れています。
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ビジュアルがすごいですが、とても良いおだしが出るきのこなので気に入っています。

きのこは旨味の宝庫なのですが、複数のきのこを組み合わせる事で旨味がアップしていきます。
きのこのお鍋をベースに、秋のお勧め薬膳食材、例えば山芋やお豆腐などを加え、また辛味のあるものを少々取り入れると、エネルギーや血流を良くしてくれるので、生姜や葱などをトッピングするのもお勧めです。

きのこ鍋については、メインブログでも色々紹介していますので、良かったらお立ちより下さいませ。

自家製ドライきのこを使ってきのこ鍋
ヤマブシタケで、キノコとモツのうまうまちゃんこ鍋
ヤマブシタケ(山伏茸)で雲南の薬膳キノコ鍋
ヤマブシタケ(山伏茸)を使った絶品トムヤムクン鍋
薬膳キノコスープ

本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
それではまた次回!



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by yuri_yakuzen | 2013-09-28 08:55 | 二十四節気(2013年度)

46候:秋分初候「雷乃収声」~推拿事始め。

本日9月23日から10月7日までは、二十四節気の「秋分」です。
農便覧では「陰陽の中分なれば也」とあり、昼と夜の長さが同じになる日なのですが、実際には昼の方が夜よりもちょっと長い様です。

日本の略本暦、中国の宣明暦共に「雷乃収声」(かみなりこえをおさむ)

とありました。

そういえば、「42候:処暑末候「禾乃登」~秋の養生法」で「雷の事を「稲妻」と言うのは、稲穂が実るこの時期に雷が多く、昔は雷が稲を実らせていると考えられていた事が由来になっているそうです。」と書いております。

42候は9月2日だったのですが、あれから3週間ほど経過し、知人から「休み明けには稲の収穫をするよ」なんて聞かされております。
季節を追いかけていると、本当に移り変わりが目まぐるしく、そしてとても楽しく、季節をしみじみ感じる事が出来ますね。

さて…今日は秋分だし、お彼岸と言う事もあってもう少し何か書きたかったのですが、実はこれを書いている数時間後には東京に行く予定があり、じっくり書き物が出来ません。

季節の養生に関して書きたかったのですが、あまり時間もないので、本日初体験してきた内容などを…。
それは

推拿(すいな)


と言うもので、中国伝統医学の1つなんですが、私は施術を受けた事が無かったので、どの様なものなのかからのスタートでしたが、薬膳では「理法方薬」ですが、こちらは「理法方技」と言う事で、基礎の部分はこれまでに学んできた部分と共通と言う事もあってとても楽しめました。

また、日常的に肩こりがあったり、家人の五十肩などの心配もあるので、手技を会得するのはとても良いかもしれないなぁ…と思ったのですが。

見るとやるでは大違い!ものすごく大変でとても難しかったです。
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基本の動きをお米の入った枕を使って練習するのですが、その時点でかなり「大変!」
さらには、人を相手に行うと、もっともっともっと大変!

でも…とても奥深い世界。
次回はまた来月に行くので、それまでには少し指の動きなどもスムーズになってる様、米枕を用意して頑張ってみようと思います。

推拿についてはまた時間のある時にアップしますね!


本日もお越し下さりありがとうございます。
今日はちょっと慌ただしい内容になってしまいましたが、また次回!



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by yuri_yakuzen | 2013-09-23 00:10 | 二十四節気(2013年度)

45候:白露末候「玄鳥去」~「温燥」と「凉燥」2つの燥邪。

本日9月18日から9月22日までは「白露」の末候です。

日本の略本暦では「玄鳥去」(つばめさる)
中国の宣明暦では「羣鳥養羞」)(ぐんちょう しゅうを やしなう)

とありました。
秋の涼しい風が吹き始め、燕たちも南へと戻っていく頃でしょうか。
「羣鳥養羞」は、多くの鳥が食べ物を蓄える…と言う事なのだそうですが、こちらは冬支度といった風情でしょうか。

ようやく朝夕と秋らしい陽気になってきました。
とは言え、まだまだ日中は暑さを感じる陽気で、今の時期は気温差に気をつけないといけない時期ですね。

さて、40候で秋の症状の特徴で「燥邪」について少し触れたので、今日は燥邪についてまとめてみたいと思います。

中医学では、病気の原因を「内因」「外因」「不内外因」の3つに分けて考えます。

「内因」はその人のもつ体質の中の特に「精神面」部分で「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」の7つの感情が身体に影響を及ぼすと考えています。
この7つの感情の事を「七情」と呼びます。

「外因」は、身体の外から侵入してくるもので、主に気候の変化によるもの「風(ふう)、暑(しょ)、湿(しつ)、燥(そう)、寒(かん)、火(か)」に分類「六淫(りくいん)」「六邪」「外邪」と呼んでいます。

「不内外因」は、そのどちらにも当てはまらないもので、外傷や暴飲暴食などが相当します。

外邪は、季節や環境にとても関係が深く、例えば日本の「梅雨」の時期であれば、湿度が高いので「湿邪」による影響で、むくみやだるさ、食欲不振・頭重感、下痢などを引きおこす…などの症状が現れます。

そして現在は「秋」と言う事で、空気も乾燥してきておりこの時期は「燥邪」が影響し、陰液を消耗し乾燥させます。

呼吸をすると肺に空気が入る訳ですから、燥邪によるダメージは、肺および肺と繋がる鼻、のど、気管支など呼吸器系全般、つまり体の丈夫に影響が出やすくなります。

・鼻、喉、唇、口などの乾燥
・空咳
・頭痛、発熱など
・肌荒れ
・便秘


などの症状が感じたら、それが乾燥のサインです。
また感情面では「イライラ感や悲しみやすくなる」といった特徴も。

また「燥邪」には「温燥」と「凉燥」の2種類があり、それぞれの邪気で身体に現れる症状が異なります。
まだまだ夏の影響を受けている初秋は、温燥が多く、冬に近づいた晩秋になると凉燥が現れてきます。
秋分前は「温燥」秋分後は凉燥の特徴が目立ってきます。
凉燥になると、「悪寒」が強くなったり、鼻づまりや水っぽい痰が出るなどの症状が現れはじめます。

この時期の果物に「梨」がありますが、梨は肺を潤す果物とされており、咳を抑えたり喉を守る働きがあるとも言われています。

季節の食べ物、旬のものと言うのは、まさにその時その時の症状に適応しているものが多いですね。
我が家でも、9月に入ってから梨をよく食べています。
ただ、体を冷やす作用もあるので、冷え性の方は食べ過ぎに注意せねば…ですね。


今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。

さて…次回は「秋分」
燥邪も「凉燥」の症状が見え隠れし始める時期でしょうか。
朝夕過ごし易くなってきましたが、気温差が激しい時期ですので注意せねばいけませんね。

それではまた次回!


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by yuri_yakuzen | 2013-09-18 15:57 | 二十四節気(2013年度)

44候:白露次候「鶺鴒鳴」~ぎっくり腰と不通則痛。

本日9月12日から9月17日までは「白露」の次候です。

日本の略本暦では「鶺鴒鳴」(せきれいなく)
中国の宣明暦では「玄鳥帰」(つばめさる)

とありました。
日本と中国では季節の様子も違うので、二十四節気七十二候をなぞらえていると、ぴたりと気温や湿度的なものが合う事もあれば、全然違う事もあります。
ちゃんとそれが暦にも出ているので、見てみると面白いものがあります。

実は次回が日本の略本暦で「玄鳥帰」(つばめさる)なのですが、秋の涼しい風が吹く頃には燕も去ってしまうと言う事で、中国の方がこれは1歩早い様です。

それにしても今週に入ってから、秋を思わせる涼しい風が朝夕と吹いておりとても過ごしやすい日々でした。
が…これが思わぬ影響を与えてしまう事もあるものなのですね。

実は先日…といっても一昨日の事なのですが、生まれて初めて「ぎっくり腰」なるものを体験いたしました。
重いものを持った…と言う事でもなく、日常的な動作の中で突然それはやってきました。

ここからもう動けない!と言う状況になり、固まったまま手の届く所にあった中医学の本をおもむろに取りだし、腰痛の項目を見てみるも、見たからといってシャキっとするものでもないのですが…。
結局は「安静にしている」と言うのが一番の薬になりました。

さて、腰痛と一口に言いましても様々な種類があり、腰といえば「腎」と深い関わりがある所なので、季節の薬膳的に言えば、秋の次にやってくる「冬」なのですが、先日からの暑さ続きの後、こんな風にすっと涼しくなった今みたいな時期は、流れているものが滞ってしまったり、また筋肉がきゅっと引き締まったり(収斂)といった作用により、体への影響が無いとは言えません。

と、まわりくどく書いてしまいましたが、暑さが続いて急に涼しくなったので、体もびっくりしたのでは。

と言う話なのですが、びっくりした結果、腰痛を引きおこすとはこれいかに…と言う感じですが、中医学には痛みに対する言葉があります。


「不通則痛、通則不痛」


と言う言葉で、通じなければ痛み、通じると痛くなくなると言う意味です。

「気血水」の流れが体内で停滞する事により、痛みが発生するという考え方です。

とはいえ、腰痛も過労や虚弱体質、ストレスなど様々な原因が考えられる訳です
特に「腰」は「腎」との関わりが密接と言う事もあるので、老化と言うものも含まれてきます。

いくら流れを良くしても、体力が不足しているとか、ストレスがなかなか取れない、疲れがたまっている…と言う根本症状があれば、これらも考えていかないといけないなと思いました。

体質別の薬膳は、来年のこのブログの課題としているのですが、今回自分自身がぎっくり腰になった事で、改めて「症」と言うものを考えるきっかけになりました。

幸い安静にしていたのが良かったおかげで、翌日には動ける様になりました。
そんなぎっくり腰の翌日は、秋の養生薬膳+老化防止と言う形で、麦とろご飯を頂きました。
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秋の食材選びは、41候:処暑次候で紹介しておりますが、「潤肺」「潤燥」「生津」「滋陰」「健脾」などが挙げられ、肺の働きを高める食材が多い「白い食材」を選ぶのもポイントとなります。

今回の麦とろには、とろろに「山芋、白胡麻、豆乳、味噌(白味噌)、昆布水」が入っている他、雑穀ご飯には麦の他、もちきびなどのも多めに入れています。
トッピングに「ゆかり」を使っているのですが、紫蘇は気の流れを良くしてくれるので、使ってみました。

山芋は、外皮を除いて乾燥させたものを「山薬」(さんやく)と呼び生薬として使われています。
とてもパワーのある食材で、胃腸の機能を高める他、疲労回復や老化防止などにも。

麦とろご飯のレシピはメインブログにて紹介していますので、良かったらご覧下さいませ^-^

昆布水仕込みの麦とろご飯で秋の養生薬膳


この春からスタートした七十二候も、折り返し地点をすぎ、後半に突入しております。
来年からは季節の養生薬膳に加え、体質別の薬膳や症状別の薬膳についてもまとめていきたいなぁと思っています。
まだまだ勉強不足で、もっと学びたい!と言う欲求から、薬膳の通学による勉強を行う事にしました。
症例別の薬膳などを学んでいく事になるのと、久しぶりの学校通いなので、今からとても楽しみです。
名古屋に通っていた時には中医学がメインと言う事もあり、薬膳学や薬膳そのものに触れる時間はまだまだ少なかったと実感しているので、ここからようやく薬膳のスタートになるのだと思います。

学んだ事を生活に活かし、そして情報発信が出来るように頑張りたいと思います。

それでは本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
それではまた次回に!


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by yuri_yakuzen | 2013-09-12 12:42 | 二十四節気(2013年度)


国際中医薬膳師が綴る季節の薬膳コラムです。

by yuri_yakuzen
メモ帳
数あるブログの中から、当ブログにお越し頂きありがとうございます。

食に関係するブログをいくつかやっているのですが、このブログはその中から「薬膳」に関する内容を取りあげたブログとして、誕生しました。

ゆるゆると綴って参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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