ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



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12候:春分末候「雷乃ち声を発す」~精神安定に、菊花と春菊のポン酢洗い。

3月30日の本日は「春分」の末候です。
農暦では

「雷乃ち声を発す」(かみなりすなわち こえをはっす:雷乃発声)

中国語では「始雷」(稲光が初めて光る)となっております。

遠くで雷の音が聞こえ始める、春雷の季節。
寒冷前線の通過に伴う界雷で、季節や昼夜問わずに鳴る雷なのだそうです。

前の家に引越した時の話なのですが、ちょうどタイミングが今ぐらいの時期でした。
荷物も何とか片付いた引越当日の夜、この世のものとは思えないほどの雷が鳴り響きました。
空がピカピカ光り、稲妻もあちこちに。
カーテンが届く前だったので、寝室にはカーテンが無く部屋の中が雷でフラッシュをたいた様に何度も何度も光り輝いていました。
これまでに経験した事のない音と光で、世界が終わるんじゃないかと本気で思ったほどでした。

雷の音も光も好きではないので、延々と続いたこの気象状況に心臓はバクバク、どうにもこうにも落ち着かない状態になってしまいました。

この春はまだ春雷を聞いてはいないのですが、毎年遠くで雷の音がする度に、あの時の雷の事を思い出すのでした。

さすがにあの時ほどびっくりして…と言うのは、今の所ありませんが、何かとイライラしたり精神が不安定になりやすいこの季節。
お弁当のおかずや、晩酌時のおつまみに…と、登場するのが菊花と春菊なんです。
これをお浸しにする事が結構多いと思うのですが、わが家はポン酢で洗います。
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さっと茹でた菊花と春菊をボウルに入れポン酢を回しかけて、ざざっと混ぜて軽く絞って出来上がり。
春は酸味の組み合わせも相性が良いですから、お浸しもちょっと目先を変えてこんな風にするのも(とても楽ですし)良いと思います。

菊花も春菊も帰経は肝、菊花には精神安定や目の充血などにも良いので、私の様に雷でびっくりしてドキドキして涙目になる…なんていう時にはお勧めかもです^^;

あとこちらは先日のお弁当なんですが、ここにも菊花を使っています。
手前の黄色い物体が菊花なんですが、これは甘酢に漬けておいたもの。
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菊花の甘酢漬けって箸休めやお口直しにも良いので気に入っています^-^

お弁当に関しては別途お弁当のブログがあります、また、メインブログでは料理のレシピなども紹介していますので、良かったらお越し下さいませ^-^

【その他ブログ】
ゆりぽむ通信別館~酒肴館~(メインブログです)
ゆりぽむ通信別館~弁当館~(雑穀ご飯を使ったお弁当のブログです)





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by yuri_yakuzen | 2013-03-30 14:01 | 二十四節気(2013年度)

11候:春分次候「桜始めて開く」~キャベツの酢っぱりサラダ。

3月25日の本日は「春分」の次候です。
農暦では

「桜始めて開く」(さくらはじめてひらく:桜始開)

中国語では「雷乃発声」(遠くで雷の音がし始める)となっております。
近隣の桜も咲き始め、わが家で活けている桜の花も咲き始めました。
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この週末はお花見などに出かけられた方も大勢いらっしゃるんじゃないでしょうか?

週末は、活けた桜を眺めながらのお花見となりました。
わが家では、夜の食卓はお酒を呑むので、酒肴メインの食卓で、ちょこちょこと小鉢盛りにしてあれこれ楽しむ事が多いんです。
その中で、野菜関係のお総菜は「おかわり自由」となっている事が多く、セルフサービス状態でおかわりしてもらっています。
週末のおうちお花見では、こちらがおかわり自由となりました。
キャベツのサラダ、名付けて「キャベツの酢っぱりサラダ」です。
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比較的夏に作る事が多いサラダなのですが、気温のアップダウンの激しい時期、この日は夏日を思わせる日中の陽気となったので登場いたしました。

レシピはメインブログのこちらをご覧下さい。
キャベツの酢っぱりサラダ
すだち香るキャベツのすっぱりサラダ

香味野菜とキャベツを合わせて、胡麻を入れたお酢で和えたものですが、この時期にぴったりの薬膳おつまみでもあるんですよ。
春と関わりの深い臓器は「肝」で血の貯蔵と精神活動を司ります。
肝の働きを活発にする味は「酸味」なので、五行による味(五味)では、春は酸味となります。
酸味は、筋肉などを引き締め、汗などが出すぎるのを防いでくれる役割もあります。
ただし、酸味は冷え性の人や体質が弱い人は、酸味の摂りすぎには注意が必要です。

春の薬膳…と一口に言ってみても、2月始めの立春から穀雨の末候の4月20日までと長く、2月はまだ冬よりのものが良いですし、4月も終わりに近くになってくると、夏めいたものが…となってくるかと思います。
気温やその時々の症状に合わせて、食材や味を選んでいきたいものです^-^



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by yuri_yakuzen | 2013-03-25 13:04 | 二十四節気(2013年度)

10候:春分初候「雀始めて巣くう」

3月20日の本日は「春分」の初候で

「雀始めて巣くう」(すずめ はじめてすくう:雀始巣)

中国では「玄鳥至」(燕が南からやって来る)となっております。

暦便覧には「日天の中を行て昼夜等分の時なり」とあります。
太陽が春分点を通過した瞬間、すなわち太陽黄経が0度となった時が春分となるそうで、昼夜が同じ時間などとも言われています。
実際には昼の方が長いそうですよ。
陰陽ではこれからぐんぐん「陽」が増してくる事になります。
立春の頃よりも、やはり春分の頃ぐらいからが「春」を感じる様になってくるなぁと思います。

春は肝機能が活発になる季節で、「肝」の陽気が旺盛になりすぎると、心身のバランスを崩し、情緒不安定などの他、疲労感やカーっとなってのぼせたり…どの症状が出やすくなります。

肝の機能をサポートする食材には、菊花やクレソン、セロリ、トマトなどがあります。
私はこの季節というか通年通して「セロリ」を良く使うのですが、日常的に気に入って作っているのが、セロリの葉を使ったふりかけです。
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Cpicon セロリのしっとりふりかけ。 by ゆりぽむ

醤油風味で作る他、塩味でまとめたり、カリカリ梅などを入れる事も。
春の薬膳では、酸味を取り入れると良いので、梅などを合わせるのも良いと思います。

下の写真は先日のお弁当です。
春の養生薬膳を意識して作りました。
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セロリのふりかけの他、菜の花の胡麻和えや、花粉症やくしゃみ・鼻水対策に、蓮根などを使っています。
蓮根はひじきと合わせ、ゆかりで味をつけています。
Cpicon 蓮根の白だし炒め煮、ゆかりまぶし。 by ゆりぽむ

ここにも軽く酸味を取り入れている他、紫蘇は「行気」と言って、気の巡りを向上させてくれる働きがあるので、気の乱れなどが出やすい春にはとても良い食材だと思います。
ゆかりは手軽なので、ご飯にかける他、和え物などにも使いやすいのが良いですね。



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by yuri_yakuzen | 2013-03-20 13:00 | 二十四節気(2013年度)

9候:啓蟄末候「菜虫蝶となる」

3月15日の本日は「啓蟄」(けいちつ)の末候で

「菜虫蝶となる」(なむし ちょうとなる:菜虫化蝶)

中国語の宣明暦では「鷹化為鳩」(鷹が郭公に姿を変える)
これ「鷹がカッコウに姿を変える」と言うものなのですが、菜虫が蝶になるのは分かるとして、鷹が郭公…ちょっとこちらでは想像も付かないお話です。

子供の頃は、田畑のある場所で暮らしていたので、春と言えば菜の花に紋白蝶に…と言うビジュアルが記憶の中に残っています。

立春の日、このブログを開始した時は歳時記をどう使っていこうかなぁと模索しつつ書いてきておりましたが、薬膳歳時記として1年の間綴ろうとと思います。
一応5日置きの更新となっているのですが、勉強しながら自分の中に取り入れて、自分の知識になったものを言葉にしていく…と言う作業は、5日で1つぐらいは出来るだろうと思っていても、なかなか難しい。
けれど、歳時記に沿うというのがとても良いサイクルになっているので、このまま続けてみたいです。

まだまだ「春」は続いており、5日後には春分がやってきます。
いよいよ「春」と言った風情でしょうか。
春の養生薬膳も、やっと本番を迎える様な気がします。


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by yuri_yakuzen | 2013-03-15 12:44 | 二十四節気(2013年度)

8 候:啓蟄次候「桃はじめて咲く」

3月10日の本日は「啓蟄」の次候です。
農暦では

「桃はじめて咲く」(ももはじめてさく)


日本の略本暦では「桃始笑」
中国の宣明暦では「倉庚鳴」(山里で鶯が鳴き始める)

梅の時期が終わって桃の花が咲き始める…そんな頃合いでしょうか。

お雛様のちょっと前に桃の花を買ってきていたのですが、乾燥があまりに激しかったせいなのか、花が開かずドライフラワーならぬ、ドライ枝になってしまって…がっくりきてたのですが、霧吹きを吹いてちょっと置いてみたら、いくつか花が開いておりました。

この数日、気温差が激しく、前回もちょっと触れたのですが「気温差アレルギー」による、くしゃみや鼻づまりなどが出て来ております。
幸い、夫婦揃って花粉症にはまだなっていないので、気温差による症状のみなのですが、ここに花粉も加わるとかなり厳しいだろうなぁと思います。

花粉症にも良いと言われる蓮根ですが、わが家ではポタージュに使う事が多いです。
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作り方はメインブログの「酒肴館」にて紹介していますので、良かったらご覧下さいませ。
生姜も入れたあったかブレンドです♪

生姜入りあったか蓮根ポタージュ
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by yuri_yakuzen | 2013-03-10 13:29 | 二十四節気(2013年度)

7候:啓蟄初候「すごもりの虫 戸を開く」

3月3日の本日は「啓蟄」(けいちつ)の初候です。
農暦では

「すごもりの虫 戸を開く」 (すごもりのむし とをひらく)

日本の略本暦では「蟄虫啓戸」
中国の宣明暦では「桃始華」(桃の花が咲き始める)

まさに冬眠を終えた虫が地上に出て来る、と言う季節で、暦便覧では

「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」

なんてあります。
嬉しい様な嬉しくない様な…と、そんな虫たちも出て来る季節、何やら明日から気温がぐっと上昇するとの事。
中国は一足先に桃の花が咲き始めるんですね。

気温差が激しいと、気温差によるアレルギー症状でくしゃみや鼻づまりなどの症状が出やすくなるそうです。
花粉症との違いは「目の痒み」が無いのが特徴なのだとか。
「血管運動性鼻炎」と言われるそうです。

実は私、気温差でものすごくくしゃみが出るので、季節の変わり目になると、寝ててもくしゃみが出ていたりと、何かとくしゃみ連発になってしまいます。

風邪の症状とはまた違うものなので、こういう時は「粘膜」の回復サポートを考えて献立を考えたりしています。
花粉症にも良いと言われる「蓮根」は傷んだ粘膜の修復もしてくれるので、積極的に使いたいと思います。
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by yuri_yakuzen | 2013-03-05 12:37 | 二十四節気(2013年度)


国際中医薬膳師が綴る季節の薬膳コラムです。

by yuri_yakuzen
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食に関係するブログをいくつかやっているのですが、このブログはその中から「薬膳」に関する内容を取りあげたブログとして、誕生しました。

ゆるゆると綴って参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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