「ほっ」と。キャンペーン

ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



<   2013年 07月 ( 6 )   > この月の画像一覧


35候:大暑次候「土潤溽暑」~土用干しと紫蘇。

本日7月28日から8月1日までは「大暑」の次候です。

日本の略本暦、中国の宣明暦共に

「土潤溽暑」(土潤いてむし暑し)

とありました。

じっとしてても汗が出る程の暑さ、しかも蒸し暑いのですが、まさに今がそういう時期と暦にあるんですよね。

さて…先日7月22日に土用入りしたのですが、土用は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前、各18日間を指しています。
土用といえば夏の土用がメジャーですが、全ての季節に土用があると言う事ですね。

また、陰陽五行では季節は「春」「夏」「長夏」「秋」「冬」の5つです。
「長夏」と言うのは、中国では夏の後の立秋前の時期に雨がよく降るので、その頃を「長夏」としているそうなのですが、日本では梅雨の時期を「長夏」とし、その他「土用」も長夏として当てはめています。

この時期、暑い暑い…とついつい冷たいものを口にする事が多くなってきます。
長夏の五気は「湿」五臓は「脾」ですから、冷たいものを口にしすぎて湿を脾にためこみ、体調を崩してしまう…と言うケースも少なくはないと思います。
冷たいもののとりすぎには注意しなくてはいけませんね。
(土用についてはこちらをご覧ください→17候:穀雨次候「霜止で苗出ずる」:土用の話


さて…土用といえば鰻!と1つ前の「34候:大暑初候「桐始結花」~山の芋で偽蒲焼き」で紹介しているのですが、土用と言えばもう1つ。

土用干し

と言うものもありますね。

今年、初めて「梅干し」を作りました。
10代の頃、梅干し作りのお手伝いはした事がありましたが、1人で仕込んで干すまでというのは行った事がありませんでした。
結婚後も干す場所もない上に、夫婦揃ってそんなに梅干しが好き…と言う事もなかったので、作ってまでと思えず、今の今まで未経験でした。

が、今年は野菜ソムリエの講座をきっかけに梅干しを仕込む事になり、家で先日「土用干し」も行いました。
f0250305_64167.jpg

最初は黄色かった梅ですが、紫蘇を入れて干す事で立派な梅干しに。
f0250305_641154.jpg

とてもワクワクしちゃいました。

その梅干しなんですが、教室で仕込んだ時はまだ「紫蘇」は入れていない状態で、入れる入れないはお好みでどうぞとの事でした。
私は赤梅酢が欲しかった事もあって、仕込んで数日後赤紫蘇を買ってきて、漬け込みました。

この時にどう処理したらいいのかなぁと色々調べていた時に知った事がありました。
「紫蘇」の名前の由来です。

中医学を学んで居る人であれば、大抵の人というか必ず知っている名医の名前があります。
その名医の名前は「華佗」と言って、三国志の時代に登場する医師です。

世界で初めて全身麻酔を行ったとも言われている人で、私達がお正月に口にする「お屠蘇」も華佗による発明者でもあります。
(屠蘇については別館の勉強部屋で紹介していますので、こちらの記事をご覧下さい→「お屠蘇」

実は「紫蘇」の和名の由来も華佗によるものなのだとか。
屠蘇にしてもそうですが「蘇」の字」が入っている時点で、何だか納得です。

後漢末に洛陽の若者が蟹の食べ過ぎで食中毒を起こし、名医華佗が薬草を煎じ紫の薬を作ったと言う事から、その薬草が「紫蘇」と言う名前になったのだとか。

【紫蘇】
[性味]辛/温
[帰経]肺脾
[効能]解表、散寒、行気、和胃、解毒

土用干しで梅干しと一緒に漬け込んでおいた紫蘇も干し、ゆかりとして保存しています。

「理気」「行気」など「気」の巡りをよくしたい時に使う食材には、香りの良いものが当てはめられている事が殆どです。
「紫蘇」も効能を見ると分かる様に、行気とあり、私もストレスを感じている時など、手軽なので色々なものにゆかりを使う事が多いです。
自家製のものの香りの良さは格別で、香りを嗅ぐだけでスゥっと気が流れる様なそんな気分にさせてくれます。

梅仕事についてはメインブログでまとめていますので、良かったらお立ちより下さいませ。

2013年梅仕事~覚え書き
南高梅のふるさと「みなべの梅」を使って梅干し作り体験と梅のお話


本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
次回は、2度目の土用の丑「二の丑」もありますね。
二の丑で鰻を食べようかな?と画策中です。

それではまた次回に!




ランキングに参加しています。
下のアイコンをクリックして頂けるととてもとても嬉しいです♪m(_ _)m
にほんブログ村 料理ブログ 薬膳料理へ
にほんブログ村

[PR]
by yuri_yakuzen | 2013-07-28 06:41 | 二十四節気(2013年度)

34候:大暑初候「桐始結花」~山の芋で偽蒲焼き。

本日7月23日から8月6日までは二十四節気の「大暑」です。

最も暑く、「猛暑日」「酷暑」と言った言葉が聞こえ始める時期です。
そして各地では花火大会が催され、夏本番!といった風情です。

農便覧には「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」とあります。
1年の中で最も暑い時期と言う意味です。


そして7月23日から7月27日までは、「大暑」の初候にあたります。

日本の略本暦では桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
中国の宣明暦では腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)

とありました。

夏本番!と言いながらも、大暑が終われば立秋です。
昨日は「土用の丑の日」だったのですが、土用は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前、各18日間を指しており、五行では土用の頃を「長夏」ともしています。
(過去記事のこちらも合わせてご覧下さい→17候:穀雨次候「霜止で苗出ずる」:土用の話

特に夏土用は丑の日に鰻を食べると言う習慣がありますが、この他に力をつける為につくお餅を「土用餅」といって、お餅を食べる習慣のある地域もあるそうです。

一般的には土用と言えば「鰻」の方がメジャーかと思いますが、今年は土曜の丑は7月22日と8月3日の2回あるんです。

とはいえ、鰻もなかなかお高いものがあるので、我が家では山の芋で作る精進料理の「偽蒲焼き(うなぎもどき)」なんて言うものも作ります。
f0250305_013468.jpg

こちらも大のお気に入りなのですが、これに使う山の芋は「自然薯」を使いたい所。
そうすると、鰻よりも高くなってしまうと言う^^;
勿論、大和芋や山芋でも作れます。(長芋は水分が多いので向きません)
普段はお手軽な大和芋で作っています^-^
(レシピはこちらをご覧下さい→偽蒲焼き(うなぎもどき)の作り方

山芋は消化の良いスタミナ食としてもポピュラーですが、薬膳料理でも定番中の定番の素材です。
年中私も食べている様な気がしますが、手軽に使え加熱無しの料理も出来るのが嬉しいですね。
長芋は特に手軽と言う事もあって、毎日の献立の中で登場しています。

【山芋】
[性味]甘/平
[帰経]肺脾腎
[効能]健脾、補気、潤肺、和胃、滋陰など
[適応]疲労、献体、老化防止、体力回復など

山芋のもつぬめり成分のムチンは、たんぱく質の消化吸収を助け、その他ビタミンB群、C、カリウムなどのミネラル、食物繊維をバランス良く含んでいます。

自然薯で偽蒲焼きか、鰻で蒲焼きか…と毎年悩んでいる間に、土用の丑が過ぎている様な気がします。
「う」の付くものをを食べると言う話もあり、「梅干し」「うどん」「ウリ」なども上がっていました。

土用の丑、皆さんはどうされますか?


ランキングに参加しています。
下のアイコンをクリックして頂けるととてもとても嬉しいです♪m(_ _)m
にほんブログ村 料理ブログ 薬膳料理へ
にほんブログ村

[PR]
by yuri_yakuzen | 2013-07-23 00:15 | 二十四節気(2013年度)

33候:小暑末候「鷹乃学習」~鱧でアンチエイジング薬膳。

本日7月17日から7月22日までは「小暑」の末候です。

日本の略本暦、中国の宣明暦共に

「鷹乃学習」(たかすなわちがくしゅうす)

とありました。
鷹の幼子が獲物を捕る事を覚える時期なのだとか。
鷹は4月から5月にかけて卵を産み、30~40日程度の抱卵日数を経て孵化するそうです。
その後30日程度で巣立つと言うのですから、産まれてから巣立つまであっと言う間です。

さて…7月に入ると各地で夏祭りのシーズンと言う事もあって、色々なお祭りの映像をTVなどからも見る事が出来ます。
関西では京都の祇園祭り、大阪はそろそろ天神祭り…の時期なのですが、この祭りに欠かせない食材が「鱧」なんです。
と言う事で、店頭のあちこちに鱧が並び始めるので、我が家もこのシーズンになると鱧を買ってきて食べています。
昨日は祇園祭の宵宮だったと言う事もあって、鱧を買ってきた昨夜は鱧のしゃぶしゃぶにしました。
f0250305_13571986.jpg

そんな鱧ですが、ウナギ目・ハモ科に分類され、鰻よりもあっさりしていて、とってもヘルシー。
滋養強壮の食材としても昔から親しまれており、その栄養効果もとても優れものなんです。

【鱧(はも)】
性味:甘/寒
帰経:脾胃肺腎
効能:健脾、利水、消腫、通便
適応:関節痛、手足の痺れ
作用:皮膚粘膜保護、老化防止
有効成分:DHA、EPA、ビタミンA、ビタミンB2、カルシウム、コンドロイチン硫酸など

DHA(ドコサヘキサエンサン)は、がん予防やアレルギー症状の緩和、学習能力や記憶力の効用、コレステロール値の低下作用があると言われています。
コンドロイチン硫酸は、組織の働きを保ち老化防止、軟骨や関節、皮膚、などの弾力性を維持する働きがあると言われています。

鱧は小骨が沢山あるので身の側から皮1枚残して細かく包丁を入れる「骨切り」を行う必要があります。
f0250305_13561771.jpg

買う時は既に骨切りして貰ってからなので、家ではこれを好きな大きさに切って調理するだけです♪

【鱧(はも)】
[性味]甘/寒
[帰経]脾胃肺腎
[効能]健脾、利水、消腫、通便
[適応]関節痛、手足の痺れ
[作用]皮膚粘膜保護、老化防止
有効成分:DHA、EPA、ビタミンA、ビタミンB2、カルシウム、コンドロイチン硫酸など

DHA(ドコサヘキサエンサン)は、がん予防やアレルギー症状の緩和、学習能力や記憶力の効用、コレステロール値の低下作用があると言われています。
コンドロイチン硫酸は、組織の働きを保ち老化防止、軟骨や関節、皮膚、などの弾力性を維持する働きがあると言われています。

鱧のお鍋の時は、鱧の頭や骨などから取ったおだしを使うのですが、これにはコラーゲンもたっぷり。
潤いをキープし、アンチエイジングへの期待も高まりますね♪

もし鱧を手に入れる事があれば、骨と頭でぜひスープを取って使ってみて下さい。
1度さっと湯通ししてからスープを取ると生臭みも無く美味しいスープが取れますよ。

メインブログでも鱧の料理について紹介していますので、良かったらお立ちより下さいませ。
梅雨が明けたら鱧!この夏最初の鱧しゃぶ

本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
次はいよいよ「大暑」
夏本番!といった感じですね。
元気にこの夏も過ごしたいものです。

それではまた次回に!


ランキングに参加しています。
下のアイコンをクリックして頂けるととてもとても嬉しいです♪m(_ _)m
にほんブログ村 料理ブログ 薬膳料理へ
にほんブログ村

[PR]
by yuri_yakuzen | 2013-07-17 14:14 | 二十四節気(2013年度)

32候:小暑次候「蓮始開」~蓮根のお粥。

本日7月12日から7月16日までは「小暑」の次候です。

日本の略本暦では「蓮始開」(蓮の花が開き始める)
中国の宣明暦では「蟋蟀居壁」(キリギリスが壁で鳴く)

とありました。

蓮といえば、馴染みのあるのは花よりその地下茎である「蓮根(レンコン)」だと思いますが、薬膳でもとても良く使われる食材の1つです。
特に「蓮の実」「蓮子」と言い生薬として用いられています。

【蓮子】
[性味]甘/渋/平
[帰経]脾、腎、心
[効能]補脾止瀉、益精固腎、養心安神など

蓮根の性味は「甘寒」なのですが、加熱すると「甘平」に。
蓮の実と同様で止瀉や補脾などの作用の他、潤いを与え、体の余分な熱も取ってくれます。

蓮の実は固いので水に戻してから使用します。
蓮の実は普通に売っていないと言う事もあって普段使いはしないのですが、蓮根のお粥はよく作って食べています。
お腹がちょっと…と感じた時は、蓮根のお粥に蓮の実をプラスする事もあります。
f0250305_7252475.jpg

写真は蓮根のお粥に蓮の実を戻して砕いたものもプラスしたもの。
体力回復や疲労、倦怠にも作用のある長芋も入っています。

我が家では「お粥=病気の時の食事」と言う位置づけではないので、普段から色々なお粥を食べているのですが、唯一のこのお粥は体調が悪い時に作っているお粥の様な気がします。

薬膳の考え方は食材全てに何らかの効能があるとしているので、料理の方法は和食でもイタリアンでもフレンチでももちろん構いません。
生薬を沢山使えば薬膳!と言うものでも無いですし、自分の体調に合わせたものを摂るのが薬膳の第1歩だと思います。
が、蓮の実が登場すると、何となく「薬膳っぽくなったなぁ…」なんて思ってしまいます。

小暑が終われば大暑がやってきます。
まだまだ暑さ本番で、熱中症や脱水症状などへの予防が必要になってきますね。
冷たいものの摂りすぎで体調を崩さない様にも気をつけたい所です。


最後までお付き合い下さりありがとうございます。
それではまた次回に!


ランキングに参加しています。
下のアイコンをクリックして頂けるととてもとても嬉しいです♪m(_ _)m
にほんブログ村 料理ブログ 薬膳料理へ
にほんブログ村

[PR]
by yuri_yakuzen | 2013-07-12 07:25 | 二十四節気(2013年度)

31候:小暑初候「温風至」~七夕と七夕素麺。

本日7月7日から7月22日までは、二十四節気の「小暑」です。
昨日関東地方が梅雨明けになりましたが、そろそろ梅雨が明けて、本格的な夏になる頃です。

立春から始めたこの「薬膳菜時記」のブログですが、七十二候はもう31を数えました。
本日7月7日から7月11日までは小暑の初候です。

日本の略本暦、中国の宣明暦共に

「温風至」(あつかぜいたる)

とあります。
風は風でも熱を帯びた風が吹き、昨日などもそうでしたが息を吸い込むと体の中に熱が入ってくるようなそんな感覚でした。

梅雨の時期は「湿」が体に入り込む「湿邪」によって、むくみや腰が重だるるいといった下半身に影響が出やすいのですが、梅雨も明け本格的な夏到来で、その象徴は湿から「暑(暑邪)」にかわってきます。

「暑」は上へ上る性質があり、「暑邪」に侵されるとのぼせや高熱、目の充血を伴う痛み、頭痛、口の渇きなど、今度は身体の上部に影響が出て来ます。
また同時に、現代ではエアコンなどの風により身体に冷えをもたらすので、涼性のものなどを取り入れて身体の熱を取る事も重要な反面、冷たいものを取りすぎて身体を冷やしすぎたり、脾胃に負担をかけない様に気をつけなければいけませんね。

さて…本日は「七夕」と言う事で、色々なイベントが行われているのではないかと思います。
私は子供の頃から七夕は「七夕素麺」と言うものを食べておりました。

この「七夕素麺」に関しては諸説は色々ある様ですが、平安時代から宮中の七夕行事にお供え物として素麺の原型と言われる「索餅」(さくへい)と言うものが使われており、それが庶民達の間にも広まっていったのだとか。
また、七夕にお素麺を食べる事で大病にかからないとされていたそうです。
今のお素麺とは形も食べ方も違うとは思いますが、こういう古くからある行事は、大切にしたいなぁと思います。

写真は3年前に作った七夕素麺です♪
f0250305_8301531.jpg

天の川に見立てたお素麺を、美味しいお塩と水で作った水ゼリーに閉じ込めました。

レシピは下記リンクよりお入り下さいませ^-^
ふるふる水ゼリーで、七夕素麺の天の川見立て(2010年7月8日)
f0250305_8491710.jpg

さて、そんな素麺は小麦粉で出来ています。

【小麦】
[性味]甘/涼
[帰経]心脾腎
[効能]養心、安神、清熱、止瀉、補腎

と言う事で、お素麺は、喉越しもよく冷たいつゆと共に頂けば、火照った体もすっと熱が冷めて気持ちの良いものです。
が、食べ過ぎるとたちまち身体を冷やしてしまうので、何事も「過ぎたるは…」で摂りすぎには注意ですね。


今日も最後までお読み下さりありがとうございました。
このブログを綴る事で、中医学を始めこれまでに学んできた事のおさらいや、改めて勉強になっている事も多く、勉強すればするほど楽しい世界だなと思っています。
少しずつこのブログを訪れて下さる方も増えており、毎回の更新、少しドキドキしながら行っています。

先日まですっきりしない空模様でしたが、本日はとても良い天気です。
良い1日になりそうな、そんな朝の始まりです。
それではまた次回に♪

ランキングに参加しています。
下のアイコンをクリックして頂けるととてもとても嬉しいです♪m(_ _)m
にほんブログ村 料理ブログ 薬膳料理へ
にほんブログ村

[PR]
by yuri_yakuzen | 2013-07-07 08:43 | 二十四節気(2013年度)

30候:夏至末候「半夏生」~蛸で補気補血そして美肌。

本日7月2日から7月6日までは「夏至」の末候です。

日本の略本暦、中国の宣明暦共に「半夏生」(烏柄杓が生える)

とありました。
夏至の日から数えて11日目は「半夏生」と呼ばれる日で、この時期に「カラスビシャク」と言う薬草が生える事からついた名前だそうです。
「半夏生」の「半夏」がカラスビシャクの和名で「半夏生ず」から「半夏生」

半夏も生薬で、サトイモ科(Araceae)カラスビシャクコルク層を除いた塊茎を乾燥したものを使います。

【半夏】
[効能]鎮嘔、鎮吐、鎮静、鎮咳、去痰、唾液分泌亢進
[用法]胃内停水、慢性胃炎、悪阻、不眠、精神的ストレスなど
[性味]辛、温
[処方]小半夏加茯苓湯、半夏厚朴湯、半夏瀉心湯など

さて本日「半夏生」は、関西では「蛸」を食べる習慣があるんです。
といってもこれも地域地域で違うので、関西全域と言う訳ではないのですが、不思議な事に私の姉は蛸を食べる習慣があり、私にはそれがなかったんですよねぇ。

なので私自身、半夏生=蛸 と言う関連が全然無かったのですが、折角四季折々のものに触れているのだし…と言う事で、近年になってから、半夏生の日の蛸の習慣を取り入れる様になりました。

ただ、蛸は夏のイメージが強く、特に「タコ飯」は我が家では夏食べると言う位置づけになっています。

薬膳で蛸は、

[性味]甘鹹/涼
[帰経]脾肝
[効能]補気、補血、収斂、生肌、強筋骨

とあり、涼性と言う事もあって体を冷やしてくれるので、夏にはぴったりの食材です。
また美肌にも効能があるので、女性には嬉しい食材ですね^-^
「補」は文字通り「補う」と言う事なので、不足している血やエネルギーを補うという意味でもあります。
気力の衰えを感じた時にぜひ。

蛸=夏のイメージと言うのは、あながち間違ってもいなかったのかな?なんて事を思いますが、タコ飯を夏に食べると言う事もあって、枝豆を組み合わせる事が多いです。
f0250305_10512011.jpg

写真のたこ飯のレシピはこちら↓よりお入り下さいませ^-^
枝豆入りの蛸めし(2011年8月)

枝豆は、弱った胃腸の働きを整えてくれるので、梅雨の湿度の影響で胃腸の機能も低下しやすいこの時期には、小まめに取り入れたい食材の1つですね。
タコ飯に刻んだミツバや紫蘇などを加えると、香りも良く食欲の無い時でも食べやすくなり、また気を巡も良くなるのでお勧めです♪

【蛸を使ったレシピ】

枝豆入りの蛸めし(2011年8月)
酢橘香るタコの和風ペペロンチーノ
蕎麦粉と蕎麦湯のたこ焼き
蛸のしゃぶしゃぶ
タコのガリシア風


本日も最後までお読み下さりありがとうございました♪
あっと言う間に7月に入り、今月も1ヶ月がすぐ過ぎ去っていきそうです。
少しでも自然を感じながら、そして季節の移ろいを楽しむ余裕を持ちたいなぁ、などと思います。

それではまた次回に!





ランキングに参加しています。
下のアイコンをクリックして頂けるととてもとても嬉しいです♪m(_ _)m
にほんブログ村 料理ブログ 薬膳料理へ
にほんブログ村

[PR]
by yuri_yakuzen | 2013-07-02 11:06 | 二十四節気(2013年度)


国際中医薬膳師が綴る季節の薬膳コラムです。

by yuri_yakuzen
メモ帳
数あるブログの中から、当ブログにお越し頂きありがとうございます。

食に関係するブログをいくつかやっているのですが、このブログはその中から「薬膳」に関する内容を取りあげたブログとして、誕生しました。

ゆるゆると綴って参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

最新の記事
カテゴリ
お気に入りブログ
外部リンク
検索
以前の記事
ブログジャンル
記事ランキング
ファン
人気ジャンル
画像一覧