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ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



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66候:冬至末候「雪下出麦」~年越しのお蕎麦と蕎麦打ち。

本日12月31日から2014年1月4日までは「冬至」の末候です。

日本の略本暦では「雪下出麦」(雪の下で麦が芽を出す)
中国の宣明暦では「水泉動」(地中で凍った泉が動き始める)

とありました。

いよいよ本年も終わりです。
立春からスタートしたこのブログですが、もうすぐ1周します。
後半少し忙しかった事もあって、更新が遅れがちになりましたが、5日に1度と言うペースとは言え、内容が内容だった事もあって、私自身とても良い勉強になっています。

さて…1年の最後は年越し蕎麦があるので「蕎麦」の話を。
お蕎麦は薬膳では「気滞」の時などにも用いられるもので、私自身、ストレスがたまったなぁ…なぁんて時にはお蕎麦を食べる事多しです。

お蕎麦が好きと言う事もあって、何かにつけ「蕎麦蕎麦」と呟いている始末。

そんな私の今年の最後は、蕎麦打ち初体験でした。
秋からご縁のあった方が、蕎麦打ちをされており、打ち立てのお蕎麦を振る舞って頂いた事がきっかけで、すっかり手打ち蕎麦ワールドにはまってしまい、今回の初蕎麦打ち体験はその方から手ほどきして頂きながらとなりました。
ありがとうございました。

メインブログにも同じ画像をアップしているのですが、こんな感じで楽しみました。
f0250305_23523683.jpg

お蕎麦は「降気」作用のある食材です。

上がった気を降ろしてくれる…はずなんですが。
どうも大好きな食べ物を目の前にすると、興奮しちゃうんですよね。

ましてや今回は蕎麦打ち初体験と言う事もあって、その興奮たるや…^^;
とそんなお話をしつつ、本年最後の更新となりました。

このお蕎麦は年越し蕎麦とそして、年明けのお蕎麦…と連続していきます。

それでは来る年が皆さんにとって素晴らしい年でありますよう。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。






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by yuri_yakuzen | 2013-12-31 00:48 | 二十四節気(2013年度)

65候:冬至次候「麋角解」~鹿茸と腎、黒豆のススメ。

本日12月26日から12月30日までは「冬至」の次候です。

日本の略本暦、中国の宣明暦共に

「麋角解」(鹿の角落つる)

とありました。

鹿の角は毎年生え変わるそうですね。(知らなかった)
春先に生え始め、繁殖期の秋頃に鹿の角成長を終えるそうです。

漢方では「鹿茸」と言われる中薬の1つ。
ただ、抜け落ちた鹿の角ではなく、若い生え始めの硬くなっていないものが使われるそう。

鹿茸の帰経を見ると「肝」と「腎」とあり「補腎陽、益精血、強筋骨」といった効能が挙げられ、例えば四肢の冷え、腰膝のだるさや痛み、倦怠感、難聴といった腎陽不足の状態や、筋力が無い、発育不良といった精血不足などとなっています。

先日、実は人生2度目のぎっくり腰をやってしまいまして。
本当に普通に動作をしていて、特に無理な姿勢や体勢を取ったと言う事でもなかったのですが、ピシっとピキっと、それは突然でした。
この9月にぎっくり腰を初体験したのですが、その時の比ではない痛みに驚きました。

この秋から上海中医薬大学の薬膳講座に通っていたのですが、その同期に鍼灸の先生がおられ、相談した所、足の冷えが腎経に入って腰に来たという説明をして下さいました。
やりとりの中に、手足の冷えを問われた部分があり、足の冷えは半端じゃなかったんです。
もうかっちかちに冷たくなっており、芯から冷えていたと思います。

冷えから腎に来て、そして腰…。
このブログでも、腎と腰の関係も書いていて、冷えの事にも触れておりましたが、自分自身がそういう体験をして、改めて「冷え」と言うものの脅威を感じました。

こういう冷えにも鹿茸は良いのかもしれないですが、そうそう手軽に鹿茸が手に入るものでもないのと、薬膳的には日常的な食材でカバーしたい所。

となると、やはり冬の食材「黒い食べ物」はしっかり取っていかなくちゃ…と思う今日この頃です。
お正月も近いですし、黒豆をいつもより増量気味で炊いておきましょうか。

f0250305_1747278.jpg


黒豆は、腎にも帰経しており、腰痛への効能があるとされています。
まだまだぎっくり腰の余波を引きずっておりますので、豆パワーで頑張ろうと思います♪

それでは年内はあともう1回の更新となります。
年の瀬の忙しい時ですが、どうぞお付き合い下さいませ。

それではまた次回に!





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by yuri_yakuzen | 2013-12-26 11:12 | 二十四節気(2013年度)

64候:冬至初候「乃東生」~重陰必陽と冬至の七種(ななくさ)

本日12月22日から来年1月4日までは「二十四節気」の「冬至」です。
農便覧では「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」とあります。

七十二候では本日12月22日から12月25日までは「冬至初候」にあたり

日本の略本暦では「乃東生」(夏枯草が芽を出す)
中国の宣明暦では「蚯蚓結」(蚯蚓(ミミズ)が地中で塊となる)

とありました。

本日は「冬至」
1年で最も昼が短かく、そして1年で最も長い夜の日です。
日本の略本暦にある「乃東生」(夏枯草が芽を出す)と言うのは、夏至に枯れたウツボグサが冬至の今頃に芽を出すと言うもの。

陰陽学説では、陰陽の相互転化と言う考えがあり、それは「対立する陰陽がある条件のもとで極まると反対の性質に変化」する、と言うものです。
陰が極まれば陽に転化し、陽が極まれば陰に転化する…という「重陰必陽重陽必陰」と言う事です。

冬至の本日、1年の中で最も陰が極まる日。
ここからは転じて陽に向かいます。

夏至に枯れたウツボグサが芽を出す…と言うのもちょっと面白いなと思いました。

さて…冬至といえば「冬至のかぼちゃ」に「柚子風呂」と言いますが、冬至は陽の気が強くなりはじめる日と言う事で、運気が上昇しはじめる日とも言われています。
その日にもっと「運」をつけるために「ん」のつくものを食べる「運盛り」の風習があります。
冬至に「かぼちゃ(なんきん)」を食べると言うのもそういう意味ですね。

とくに次の7つは「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれているそうです。

・南瓜(なんきん)
・蓮根(れんこん)
・人参(にんじん)
・銀杏(ぎんなん)
・金柑(きんかん)
・寒天(かんてん)
・饂飩(うんどん)

これらは、名前に「ん」が2つずつ含まれていると言うのがその理由の様です。

冬至といえば「南瓜」が一般的ですが、「ん」が2つつくと言う運盛り以外にも、夏が旬の南瓜は陰陽思想では「陽」の食べ物として扱われています。
「陰」の極まる本日に「陽」の南瓜を食べて、陽気を補うという考え方からも、冬至の南瓜…となっている様です。

f0250305_11121365.jpg


またゆず湯に入ると言う「柚子」ですが、邪気を祓う意味の他、私はこれ最近知りましたが、「冬至=湯治」や「柚子=融通」の語呂合わせなどの縁起担ぎもあるそうです。

1年で最も昼が短く、夜が長い日。
皆さんはどう過ごされますか?


次回は大晦日近くですね。
何かと忙しくなってくるこの時期、体調を崩される事のない様お過ごし下さいね。
それでは次回に!



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by yuri_yakuzen | 2013-12-22 11:13 | 二十四節気(2013年度)

63候:大雪末候「鱖魚群」~冬の薬膳食材は黒いもの。

本日12月17日から12月21日までは「大雪」の末候です。

日本の略本暦では「鱖魚群」鮭が群がり川を上る)
中国の宣明暦では「茘挺出」(大韮が芽を出し始める)

とありました。

2月の立春からスタートしたこのブログですが、五季の5番目「冬」となっております。
五行の属性では、「五色」と言う色の割り振りも季節毎にありますが、春は青、夏は赤、長夏は黄色、秋は白。
そして今の季節

冬は黒


となっております。
また、五臓では「腎」と深い関わりのある季節です。
食べ物も概ねその季節季節で対応した色のものを摂る事で、その時期に必要なものを体内に取り入れる事が出来るとされています。

冬は腎への負担が大きいので、腎を補う食材を摂ると良いとされているのですが、それらの食材には黒いものが実に多いんですよ。
「五季」と「五色」ってちゃんと対応しているんだなぁ…と、食材辞典などを見る度に思います。

ではどういった食材があるのかと言いますと…。

黒豆、黒胡麻、ひじき、昆布、黒キクラゲなど

といったものが挙げられます。
まだまだあるのですが、また次回以降からピックアップしておきたいと思います。

今日は「冬は黒い食材」と言う事を記憶に残しておいて下さると嬉しいです。
それではまた次回に!

本日もお付き合い下さいましてありがとうございましたm(_ _)m



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by yuri_yakuzen | 2013-12-17 12:49 | 二十四節気(2013年度)

62候:大雪次候「「熊蟄穴」」~腎の働き。

本日12月12日から12月16日までは「大雪」の次候です。

日本の略本暦では「熊蟄穴」(くまあなにこもる)(
中国の宣明暦では「虎始交」(とらはじめてつむる)

とありました。
そろそろ動物界は冬眠の季節…でしょうか。


さて…冬の体へのおさらいですが中医学では

■冬の体への影響

・寒さにより気血の運行と代謝がにぶる。
・寒さにより皮膚の乾燥、ひび割れが生じやすい。
・発汗が減少し、尿量が増える
・「腎」の働きが活発になる。

とあります。

「腎」とはどんな働きをする場所なのでしょうか?

腎は生命活動の根本で「先天の本」と呼ばれ、人体の生長、発育、生殖の源でもあります。
また、体内の水液代謝のバランスも維持しています。
生理機能は「主蔵精」「主水」「主納気」…などがあります。

「主蔵精」…根本エネルギーである「腎精」を貯蔵する
「主水作用」…身体を循環する津液の代謝を行う
「主納気」…吸気を収める


例えば「主蔵精」が低下してくると、物忘れや骨がもろくなるといった老化現象が現れてきます。
「主水作用」が低下してくると、水分代謝がうまくおこなえず体内に水分が停滞し、むくみが生じたり膀胱に影響が現れます。
「納気作用」が不調になると、息切れや呼吸困難など、呼吸機能に支障が出やすくなります。

冬に密接している臓器は「腎」でもありますが、アンチエイジングと言う側面からも「腎」はとても大きな関わりを持っているのですね。

次回…まだ内容は決めておりませんが、、七十二候…最後の季節「冬」は、アンチエイジングの側面からも見ていきたいと思います。

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
それではまた次回に!



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by yuri_yakuzen | 2013-12-12 10:47 | 二十四節気(2013年度)

61候:大雪初候「閉塞成冬」~寒雷と腎。

本日12月7日から12月21日までは「二十四節気」の「大雪(たいせつ)」です。

いよいよ本格的に雪が振り始める頃、空を見上げると「冬の空だなぁ」と言った風情。
農便覧では「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」とあります。

朝のうちだったので気付かなかったのですが、ここ大阪でもちらほらと雪が舞ったとか。
寒いはずですね。

二十四節気を5日ごとに区切って「初候」「次候」「末候」に分けたのが「七十二候」です。
12月7日から11日までは「大雪」の「初候」にあたります。

日本の略本暦では「閉塞成冬」へいそくして(そらさむく)ふゆとなる
中国の宣明暦では「鶡鳥不鳴」やまどりなかなくなる

とありました。

このブログでは、七十二候になぞらえながら「薬膳菜時記」として紡いでおります。
今年からスタートした試みですが、今年は季節の養生法をベースにお話を進めております。

さて、「寒雷」ってご存じでしょうか?
北陸地方で多く発生するそうですが、大陸の高気圧の張り出しによる影響で起こるそうです。

ここ大阪でも先日雷が鳴りまして、ちょっとびっくりしました。

冬は「閉蔵」の季節で、臓器は「腎」が活発に動くシーズンです。
そして「五志」(感情)で腎と密接なのが「恐・驚」なんです。

びっくりして腰が抜けた、なんて話がありますが、まさに腎と驚きや恐怖が繋がっている証拠なのだな…なんて言う事を、五行説を学んだ時に思ったものです。

この雷も、先日はとても大きな音で鳴りまして、たちまち腰に響いたんですね。
びっくりするとどうも腰にきやすい様です。

次回ではそんな「腎」の話を少しまとめてみたいと思います。
本日もお付き合い下さいましてありがとうございました。

それではまた!



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by yuri_yakuzen | 2013-12-07 01:36 | 二十四節気(2013年度)

60候:小雪末候「橘始黄」~スッポン料理事始め。

本日12月2日から12月6日までは「小雪」の末候です。

日本の略本暦では「橘始黄」(橘始めて黄ばむ)
中国の宣明暦では「閉塞而成冬」(天地の気が塞がって冬となる)

とありました。

冬の薬膳の事を書こうかな…と思ったのですが、先日薬膳鍋の集まりに参加してきたので、その紹介をしたいなぁと思います。

私、今年の冬の課題にしていた事がありまして、それは

「スッポンを料理する事」

だったんです。
たまたま、普通にスッポンを調理する様な人が周囲に居る事で、話を伺うと店で捌いて貰ったら調理は本当に簡単かつシンプル…と聞いておりました。

なので11月中にスッポンを仕入れて料理をしてみようか…と思っていたら、スッポンを使った薬膳鍋への招待があり、それならば作る所からお手伝いさせて頂きたいと申し出て、

初スッポン調理!

となりました。

色々と教わりながらスッポンのスープを取りました。
スッポンのスープって、癖がなくじっくり煮込んでいくとどんどん黄金色になっていきます。

そのスープと野菜、キノコを合わせたスッポンのお鍋がこちら。
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なかなか途中過程をお見せするにはどうかな…と思ったので出来上がり写真のみのアップですが、お鍋そのものはとても優しい味わいで、美味でございました♪
黒川 眞妃子先生、ありがとうございました!

【スッポン】
性味:甘/平
帰経:肝腎
効能:滋陰、涼血、補腎、清虚熱、鎮静、軟堅etc
適応:ほてり、慢性の下痢、不正出血、美肌、体力回復など

この他にも色々なお料理がありますので、メインブログにてまた仔細は紹介したいと思います。
アップしたらこちらとリンクしておきますね。

バタバタと忙しかった秋~初冬の3ヶ月強が終了。
やっと時間が取れはじめるかな??と思っているものの、時は師走。
年末の忙しい季節に突入です。

時間のある時は「ゆっくり起き」して、すこしは冬の養生に励まなくては…
などと思いつつ、それではまた次回に!

本日も最後までお読み下さりありがとうございました。




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by yuri_yakuzen | 2013-12-02 13:01 | 二十四節気(2013年度)


国際中医薬膳師が綴る季節の薬膳コラムです。

by yuri_yakuzen
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数あるブログの中から、当ブログにお越し頂きありがとうございます。

食に関係するブログをいくつかやっているのですが、このブログはその中から「薬膳」に関する内容を取りあげたブログとして、誕生しました。

ゆるゆると綴って参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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