本日4月25日は二十四節気「穀雨」の2番目の候、次候で
「霜止で苗出ずる」(しもやんで なえいずる)
と表現されています。
日本の略本暦は
「霜止出苗」霜が終り稲の苗が生長する
中国の宣明暦は
「鳴鳩払其羽」鳴鳩(いかる)が羽を払う
とあります。
このブログを始めてから、中国の暦も見る様になったのですが、中国の暦は「鳥」に関する事が多いなぁとおぼろげに思ってたのですが、ちょっと調べてみたら、72あるうちの22が鳥に関する内容でした。
先日、穀雨のスタートの日、ブログを綴っている時は晴れていたのですが、夕方から雨がしとしと降り始めました。
その後急激に冷え込み、週末から週明けは本当に寒い思いをしましたが、このGW頃からは初夏を思わせる陽気になっていくとの事。
気温の変化で風邪引きの人も増えてきました。
初夏を思わせる…と言う前に、穀雨が終われば初夏ですよね。
春も後少しで終わり、夏に向けて季節は移り変わっていきます。
そんな季節の変わり目と言う事で、先日から「土用」の事をちょっと勉強してみようと思ってあれこれ調べたりまとめたりしておりました。
土用と言うのは、
四立(立春、立夏、立秋、立冬)の直前18日間を指しています。
今年の春の土用は「4月17日~5月4日」です。(その年で日にちは異なります)
日本では夏の土用がメジャーですね。
土用のシーズンと言うのは、いわゆる季節の変わり目と言う事になります。
陰陽五行で季節は「春」「夏」「長夏」「秋」「冬」となっており、中国では夏の後の立秋前に雨が良く降る季節があるので、五季で「長夏」ととしています。
日本では夏の後ではなく夏の前に「梅雨」が来るので、日本での調整は「長夏」=「梅雨」と言う扱いになっており、私の持っている本にも「長夏」は「梅雨」となっています。
また「長夏」は「土用」も当てはめています。
それぞれの季節の変わり目の土用も長夏。
と言う事であれば、今の時期は
五行は「土」
五気は「湿」
五臓は「脾」
となってきます。
季節の変わり目、私達が体調を崩しやすいのは、この短い期間の「長夏」における対応が出来ていない…と言う事にもなるのかな、と思いました。
この時期は、同じ風邪でも湿による「風湿熱性」のものになってきます。
少し暖かさを感じて、風に当たりながら冷たい飲み物を飲む…なんて言うのも美味しく感じ始められる季節。
「脾」を冷やして傷め、そして湿をためてしまえば、体調はあっと言う間に崩れてしまいますね。
季節の変わり目こそ、様々な注意が必要だなぁと思いました。
土用の事を調べていたら、土用の「禁忌」と言うものが昔は色々とあったそうです。
その中に
「土用の時は土いじりは忌むべき事だった」と言うのがありました。
土用中は季節の変わり目なので、農作業などの大仕事をすると体調が崩れやすい、との事。
先人の知恵、戒めというのはすごいなぁと思いました。
わが家では土いじりではないのですが、先日植えていた大葉は、あの後も何の反応もなく…
かわりにキッチン片隅でちょこっと水に浸けていたミントから根が出て来ました。
何だかとっても嬉しい瞬間でした^-^
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