ゆりぽむ通信別館◆薬膳菜時記館◆



72候:大寒末候「鶏始乳」~1年を振り返って…。

本日1月30日から2月3日までは「大寒」の末候です。

日本の略本暦では「鶏始乳」(にわとり はじめて とやにつく)
中国の宣明暦では水沢腹堅(すいたく あつく かたし)

とありました。

大寒は、

初候
款冬華(ふきのはな さく) : 蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す(日本)
鶏始乳(にわとり はじめて にゅうす) : 鶏が卵を産み始める(中国)
次候
水沢腹堅(さわみず こおりつめる) : 沢に氷が厚く張りつめる(日本)
鷙鳥厲疾(しちょう れいしつす) : 鷲・鷹などが空高く速く飛び始める(中国)
末候
鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく) : 鶏が卵を産み始める(日本)
水沢腹堅(すいたく あつく かたし) : 沢に氷が厚く張りつめる(中国)


となっているのですが、日本・中国ともに同じもので順番が違うんですね。

さて…2013年2月の立春からスタートしました「二十四節七十二候」をテーマにした、薬膳ブログも1周目が終わろうとしています。

私は物事を始める時に「立春」からスタートする事が多いのですが、思いきってこのブログをスタートしてみて良かったなぁと思いました。

日々の暮らしに薬膳が欠かせないものになっていっておりますが、ベースになるものは「中医学」です。
そして、季節季節の事柄にも密接に関わってくるので、季節の事に触れながら1つ1つ勉強していくのはとても大きなものになりました。
晩秋の頃から、かなり忙しくなった事もあって、更新が遅れたりしておりましたが…それでも何とか続けたいと頑張ってみました。

1年が終わり、次の立春からは何をテーマに…と思ったのですが、やはり季節の事は大事にしたいですし、七十二候のタイミングでの更新を続けようと思います。

次回2周目からは、季節の養生もそうですが、今勉強している内容や日々思う事などの薬膳エッセイ的に綴っていけたらなぁと思っています。
中医学もまだまだ勉強を続けている分野なので、自分の言葉にしていくためにも、ここで綴り続けようと思います。

まだまだ未熟者ですが、2周目からもどうぞお付き合い下さいますよう。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

それでは、次回立春にて!


2014年1月30日
二十四節気七十二候一周目終了



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# by yuri_yakuzen | 2014-01-31 18:05 | 二十四節気(2013年度)

71候:大寒次候「水沢腹堅」~冬の養生まとめ~

本日1月25日から1月29日までは「大寒」の次候です。

日本の略本暦では「水沢腹堅」(さわみずあつくかたし)
中国の宣明暦では「鷙鳥厲疾」(しちょうれいしつ)

とありました。

さて…冬もこれを含めてあと2回で終了です。
年末年始を挟んでいるこの時期なので、他のイベント事の話題が挟まってしまった事で、冬のまとめが出来ないままになっておりました。

という事でまとめてみたいと思います。

■冬の体への影響
・寒さにより気血の運行と代謝がにぶる。
・寒さにより皮膚の乾燥、ひび割れが生じやすい。
・発汗が減少し、尿量が増える
・「腎」の働きが活発になる。

■冬の養生法(黄帝内経より)
・夜は早く寝る
・朝はゆっくりと起きる
・日の出日没に伴って起居する
・体内の陽気を漏らさぬ様に、寒い刺激を避け体を暖かく包む

これに背くと冬に活発になる「腎気」が痛み、春になると足が痺れたり腰が曲がる病気になると言うのが、黄帝内経「四気調神大論」による冬の養生法の中にあります。

さて…この養生法に私は背いた生活をこの冬は送ってしまいました。
早寝がなかなか出来なかったんですよね。
まもなく春の訪れ…はてさてどうなっていくでしょうか?


本日も最後までお付き合い下さいましてありがとうございます。
次で、この1年のラストになりますが、まだまだ続けていきます(^-^)
それではまた次回に!

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# by yuri_yakuzen | 2014-01-25 08:14 | 二十四節気(2013年度)

70候:大寒初候「款冬華」~大寒たまご。

本日1月20日から2月3日までは二十四節気の「大寒」です。

1年で最も寒さが厳しい頃で、農便覧では

「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」

とあります。

季節の言葉としては「三寒四温」があるのですが、寒い日が3日続いたら暖かい日が4日続くのが繰り返されると言う事です。
とはいえ、これは中国や朝鮮半島でよく見られる現象で、日本ではあまり当てはまらないそう。
なので日本では寒暖の繰り返しをそう呼んでいるのだとか?

去年の「立春」からスタートしたこのブログ、いよいよ最後の節気になりました。
七十二候も今回を含めて3回です。
本日1月20日から1月24日までは「大寒」の「初候」で

日本の略本暦では「款冬華」(ふきのはなさく)
中国の宣明暦では「鶏始乳」(鶏がたまごを産み始める)

とありました。

節気事に色々な行事がありますが、大寒ってどんな行事があるのかな?と以前に気になって調べた事がありました。
そうしたら

「大寒のたまごは滋養に富んでおり、食べると健康に暮らせる」


と言うものが出てきて「へぇ~!」と思ったものでした。
また風水の世界では、この日(大寒)に産まれたたまごを食べると金運が上昇するとの事。

当時は何かものすごいこじつけねぇ…と思っていたのですが、中国の宣明暦「鶏始乳」(鶏がたまごを産み始める)と言うのを見ると、なるほど…と思わず頷いてしまいました。

こちらは一昨年の大寒たまごですが、当時思わずゲットしちゃった代物です。
f0250305_11382257.jpg

…おみくじがあまり良くなかったので(涙)

今年もおみくじがかなり残念な事になっていたので、大寒たまごを…と思ったのですが、当日すっかり忘れておりました。

卵は非常にバランスの取れた栄養食とも言われる食べ物ですが、薬膳視点から見ると「うずらの卵」も良く使われています。

■鶏卵(けいらん)
帰経:心肝腎脾
効能:滋陰、潤燥、和胃、健脾

■うずらの卵
帰経:脾胃腎
効能:補五臓、健脳、健脾、補気など

同じ卵でも働きが違うのが面白いですね。


さて…大寒も後2回。
大寒が終われば立春、春がやってきます。
昨年2月3日の立春からスタートした薬膳なブログですが、立春からも勿論続けていきます。
今年はもう少し掘り下げていこうかなと思っています。

今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
ではまた次回に!






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# by yuri_yakuzen | 2014-01-20 15:03 | 二十四節気(2013年度)

69候:小寒末候「雉始雊」~小正月は小豆粥。

本日1月15日から1月19日までは「小寒」の末候です。

日本の略本暦では「雉始雊」(雄の雉が鳴きはじめる)
中国の宣明暦では「野鶏始雊」(雄の雉が鳴きはじめる)

とありました。

さて、本日1月15日は「小正月」
この日をもって正月行事が終了となるので、正月間慌ただしかった女性達も一休み出来ると言う事で、別名「女正月」とも呼ばれています。

そんな小正月の日は朝食に小豆粥を食べるのが、子供の頃からの習慣でした。
悪鬼を避け疫病を払うと言う風習だそうです。

さて、今年の小豆粥はこんな感じです。
f0250305_11222596.jpg

小豆の他、古代米(赤米、黒米)、はとむぎなども入っております。
小豆もはとむぎも、利水作用の高い食材なのですが、前日ちょっと飲み過ぎて…むくみのあった私には丁度良かったかもしれません。

■小豆(あずき)
帰経:心小腸
効能:利水、清熱、解毒
作用:下半身のむくみや、かゆみをともなう発疹など

無事お正月も終了し…もうすぐ暦の上ではもうすぐ春がやってきます。
残りの「冬」の間に、冬の薬膳をまとめていかくちゃ。

本日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。
ではまた次回に!



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# by yuri_yakuzen | 2014-01-15 00:01 | 二十四節気(2013年度)

68候:小寒次候「水泉動」~またまたスッポン料理。

本日1月10日から1月14 日までは「小寒」の次候です。

日本の略本暦では「水泉動」(地中で凍った泉が動き始める)
中国の宣明暦では「鵲始巣」(鵲"カササギ"が巣を作り始める)

とありました。

この年末年始、忘年会に新年会…と続いておりました。
去年は、初スッポン料理にチャレンジと言う事で、スッポン鍋の調理のお手伝いをさせて頂いたのですが、先日もまたまたスッポン鍋に関わる機会に恵まれました。

前回は、捌いた後からのお手伝いだったのですが、今回は捌く所を見学する…と言うものでした。
さすがにその画像をアップするのは控えておきますが…勉強になりました。
f0250305_23524671.jpg

スッポンは、2億年も前からその姿形を変える事がなく寿命も100年を越すのだとか?
ずば抜けて高い生命力を持っており、食用としての歴史も3000年前頃にはあったそう。
その生命力の高さから、美や健康に優れた食材とされ、宮中料理としても愛用されていた模様です。

【スッポン】
性味:甘/平
帰経:肝腎
効能:滋陰、涼血、補腎、清虚熱、鎮静、軟堅etc
適応:ほてり、慢性の下痢、不正出血、美肌、体力回復など

なかなか自分で1から調理をするには至れませんが、今年はスッポン修行をしてみたいなぁと思っています。
かなりかなり…慣れも必要なんだろうなぁと思いますが、頑張ってみたい所です。

前回のスッポン鍋の事もそうですが、メインブログでの紹介が遅れておりまして…。
合間合間でアップしていきたいなぁと思います。


本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
ではまた次回に!


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# by yuri_yakuzen | 2014-01-10 16:29 | 二十四節気(2013年度)


国際中医薬膳師が綴る季節の薬膳コラムです。

by yuri_yakuzen
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数あるブログの中から、当ブログにお越し頂きありがとうございます。

食に関係するブログをいくつかやっているのですが、このブログはその中から「薬膳」に関する内容を取りあげたブログとして、誕生しました。

ゆるゆると綴って参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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