本日4月5日は二十四節気の「晴明」です。
すべてが明るく清らかで、生き生きとしてすがすがしく感じられ、草木の花も咲き始める頃。
「清明」は「清浄明潔」の略といわれています
1787年(天明七年)に出版された暦の解説書「暦便覧(太玄斎著)」には
万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也
とあります。
今年の立春に歳時記と共に暮らしの中の薬膳などを綴ろうかと、このブログを開始しました。
日本には「四季」を二十四の節季に分けて、立春・立夏・立秋・立冬などと呼びますが 、さらに七十二の季節分けがあり、それを「七十二候」と呼び、日本の自然を表現しています。
二十四節気を5日ごとに分けて七十二候としており、1つの節気が5日ごとに「初候」「次候」「末候」の3つにわかれます。
本日は晴明の「初候」となります。
それぞれに自然を表現した言葉がついているのですが、本日だと
「玄鳥至る」(燕が南からやって来る:玄鳥至)となっており、中国だと
「桐始華」(桐の花が咲き始める)といった具合です。
七十二候は中国から伝来したものなので、中国の暦と日本の暦を比べると、若干の時差的なものを感じて面白いです。
中国では本日の「晴明節」は日本のお盆に相当し、国民の祝日なのだそうです。
先日から天候の乱れがありましたが、この週末も天気が乱れる模様。
まさに春の嵐…ですね。
天気の悪い時は極力家の中で過ごしたい…と思うのですが、そういう時にはよくパンを焼いています。
パンは3年前から作る様になったのですが、色々とアレンジが楽しめるのが良いですね。
先日焼いたのは、春の薬膳パンと題してほうれん草を練り込んだこちらのパン。
ほうれん草は「肝」に帰経しており、補血の作用もあるので、肝を補う(血液や体液を補い、肝(肝臓)のバランスを整える)には適した食材です。
こちらは昨日の朝食だったのですが、春の薬膳パンでオープンサンドにしました。
・オープンサンド2種
クリームチーズ+人参+黒胡麻
たまご+マヨネーズ
・トマトジュース+黒胡椒
・苺+練乳
チーズやたまご、苺は「補陰」(体液を補い、体に潤いを与える)の効能があり、人参や黒胡麻には補血の効能があります。
黒胡椒は、私は結構好きでお粥のトッピングやお吸い物など色々なものに使うのですが、朝食の時にトマトジュースを飲む場合は、黒胡椒をガリっと粗挽きにしたものをかけています。
胡椒は「温中」(お腹を温める)作用があり、またお腹の痛みや吐き気にも作用するので、お腹の痛い時や冷えを感じる時には結構使っています。
それ以前に黒胡椒の風味が大好きと言うのもありますが^-^
冬にも「補腎パン」と題したパンを焼いて食べていたのですが、季節の薬膳パン、とても楽しいです。
補腎パンはこの様に「黒いパン」です。
これに小豆を乗せて食べたり、豆のペーストを乗せて食べたりしておりました^-^
春の薬膳パン、とても美味しかったのでまた焼こうと思います♪
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