本日4月10日は二十四節気の「晴明」の次候です。
日本の略本暦では
「鴻雁かえる」(こうがんかえる:鴻雁北)
中国の宣明暦では
「田鼠化為鴽(でんそけしてうずらになる)」(熊鼠が鶉になる:)となっております。
北に渡るというのが「かえっていく」と言う事で、晴明初候が「玄鳥至(つばめきたる)」なので、燕と雁が入れ替わり、空の主役が交代しました。
次に「雁」がやってくるのは、秋ですね。
宣明暦の「田鼠」と言うのは熊鼠の事なのだそうですが、「もぐら」の説もある様です。
春の陽気を感じて、鼠が鵜(うずら)に化けるのだとか。
同じ暦でも、違いがあって面白いですね。
さて…晴明は「全てが明るく清らかでいきいきとしてすがすがしく感じられ、草木の花も咲き始める頃」とあるのですが、私はどうもこの時期はイライラもやもやクヨクヨ…と、情緒が不安定になる事が多いです。
この時期の私は、
換気の出来ていない部屋に居る
みたいな状態になっているんです。
実際部屋もそうなんですが、黄砂がやってくる事もあって窓が開けられず、空気も流れが悪いんですよね。
空気の流れが悪いと、熱も篭もりムワっとした嫌~な空気が部屋にある様な感じです。
人間の体も、気の巡りが悪くなると、体に熱が篭もりイライラを引きおこす原因になってくると中医学では考えます。
と言う事でこの所、イライラするわ…なんて言う時に食べているものは、みかんやオレンジ、柚子、セロリや蕎麦などといった、気の流れを良くしてくれる食材が多いです。
特にお蕎麦は大好物なので、イライラしてるわ~と言う時には、これ幸いとばかりにお蕎麦を頂いております。
「晴明」は空の主役も交代と言う事で、鶏のお料理の紹介。
オレンジソースを使った料理って結構多いのですが、代表的なものに「鴨のオレンジソース」なんて言うものがあります。
鴨と果物の相性はとても良いのですが、身近な鶏肉でも同様に楽しむ事が出来ます。
もも肉でも胸肉でも良いのですが、私はお肌にも嬉しい鶏の手羽を使う事も多いです。
写真は
鶏手羽のオレンジソース煮です。
焼き目を付けた鶏肉と玉葱を炒め合わせ、オレンジジュース、陳皮、コンソメ、好みのハーブを加えて煮立て、仕上げに生クリームを加えて、塩と白胡椒で味を付けたら出来上がりです。
今回は玉葱の他、セロリも加えて炒めています^-^
オレンジジュースは結構甘味があるので、水とオレンジ半々ぐらいにするか、レモン果汁などを加えるのもお勧めです。
香りの良いものは、気持ちを落ち着かせてくれる他、気の巡りもよくしてくれるので、イライラしているかも…なんて言う時には、香りの良い食材やハーブ、お茶などを取り入れてみて下さいね。
中医学や薬膳を学ぶ前までは、ただのイライラとして終わっていたのですが、学び始めてからは、イライラすると気の巡りが悪いのかしら…などと思う様になり、それに即したおうち薬膳を楽しんでいます。
また、イライラしている時は、材料がやたら多いとか手間がかかる料理…なんて言うのは、いくら香りが良いものを使ってもイライラが増すだけなので、出来るだけ材料が少なく手軽に出来るものがお勧めですよ^-^
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