本日4月15日は二十四節気「晴明」の末候です。
日本の略本暦、中国の宣明暦共に
虹始見(虹始めてあらわる)
雨の後に虹が出始める頃なのだそうです。
虹って雨が降った後、太陽光の角度次第でいつでも出るものと思っていたのですが、春は太陽の高度も高くなっていき、冬の乾いた空気とお別れする季節。
つまり、虹が出やすい状態になっている…と言う事なのだそうです。
今年の2月4日の立春からスタートしたこのブログ、スタート当初は「早春」だったのですが、晴明の頃になると、同じ春でも「晩春」となっており、春もそろそろ終わりに近づいてきています。
「春の薬膳」と一口に言っても、早春と晩春では出揃う食材も違ってきますし、気温も全然違いますね。
先日まで菜の花がわが家の食卓やお弁当を彩ってくれておりましたが、菜の花も終わりにさしかかり、今は筍が食卓を賑わせてくれています。
さて…春は「肝」が活発に働く季節で、そんな肝をサポートする食味は「酸味」なのですが、手元の本にも出ている事なのですが
「摂りすぎには注意しましょう」
と言う一文。
どんなものでもそうですが、「これが健康に良い」と聞けば、過剰に摂取される方っていらっしゃいます。
倍摂ったから、倍の効能がある訳でもなんでもないのですが、ついつい…と言うのは、よく聞く話。
例えば、春の「酸味」も摂りすぎには注意なのですが、仮に摂りすぎた場合どうなるのでしょうか?
実は、
酸味の取りすぎは「脾(消化器系)」に負担をかけてしまいます。
また、脾はあまり冷やさない方が良いので、冷たい酢の物などの過剰摂取はそれなりに負担がかかると言う事にもなってしまいます。
わが家の場合は、家人が熱タイプですぐにのぼせてしまう…と言う傾向にあり、晩春にもさしかかってきた今頃からは、日中の時点で既にのぼせていたりします。
対する私は、寒タイプと気虚タイプのミックスタイプ。
家人向けに作ったものを一緒になって食べていると、途端に体調を崩してしまう…と言う状態になります。
日頃気をつけているのですが…ここ2~3日はちょっと迂闊でした。
わが家は毎晩、食事と共にお酒を楽しんでいるのですが、この所気に入って作っていたカクテルが「ソルティドッグ」と言う、グレープフルーツジュースを使ったカクテル。
さらに、そこにライムをプラスして飲んでいたので、かなり酸味のある飲み物なのですね。
写真のカクテルは、パイナップルの風味をうつしたブランデーに、ライムなどを入れたものなのですが、こちらも酸味を活かしたカクテルに仕上げております。
そう…食べ物には注意していたのですが、飲み物でちょっと普段以上に酸味を多く摂っていたんです。
しかも冷やしてしまいますしね。
結果、やはり胃腸の具合がよろしくない…と言う結果に。
酸味は脾に来る…と言うのを身をもって知った晩春となりました。
酸味の取りすぎは「脾(消化器系)」に負担をかける
と言う事で1つ勉強出来ました^^;
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